この記事はSarina DuPont によるRAD Studio 10.3.1 is here, Happy Birthday Delphi!の抄訳です。

Delphi / C++Builder / RAD Studio 10.3 Rio Release 1（以下、10.3.1と表記）では10.3に対して新しい機能の追加と機能の改良を加えました。

10.3.1は、本日より、有効なアップデートサブスクリプションをお持ちのお客様のみご利用いただけます。

10.3.1のインストーラは、下記の登録ユーザ向けダウンロードページより入手いただけます。

RAD Studio: https://cc.embarcadero.com/reg/rad_studio
Delphi: http://cc.embarcadero.com/reg/delphi
C++Builder: http://cc.embarcadero.com/reg/c_builder

Delphi / C++Builder / RAD Studio 10.3.1 の主な特徴

• 10.3.1でIDEでの生産性向上ツール Bookmarks と Navigatorを提供開始。これらのツールは、コードエディタ内で自分のコードを素早く移動するときに役立ちます。特に１つのユニットに多くのコードを含む場合に効果的です。重要な場所を見つけて覚えておく、IDE内の現在のコードを視覚的にすばやくスクロールする、という作業を支援します。（IDEのGetItパッケージマネージャからダウンロード可能）
  
  

• OS 12およびiPhone Xシリーズデバイス向けのサポートを拡張
  AppleによるApp Store向け2019年3月以降の登録要件をカバー

• アプリケーションの ルック・アンド・フィールをすばやく更新するための新しいカスタムスタイルの提供。10.3.1では、Windows、macOS、Android、iOSをテーマにした 5個の新しいFireMonkeyマルチデバイススタイルと、Windows向けの10個の新しいVCL Windowsスタイルを追加しました（IDEのGetItパッケージマネージャからダウンロード可能）
  

• WindowsでのHTTPおよびSOAPクライアントライブラリの機能強化。それぞれ、圧縮デコードのサポートおよびクライアント証明書のサポートを含みます。

• RAD ServerコンソールのUIをExt JSフレームワークベースで再設計しました。これにより、RAD Server APIアナリティクスの表示時のエクスペリエンスが向上します。
  また、RAD Serverのプッシュ通知サポートを拡張し、より多くのデバイスをターゲットに加え、追加の分析データのサポートを追加しました（IDEのGetIt Package Managerからダウンロードできます）。
  

• 10.3.1では、FireDACのFirebird 3.0.4向けサポートを強化しました。(Firebirdの組み込み向けを含む)

• Win32向け C++17 サポートの改善により、生産性が向上し、コンパイラの最適化が向上し、コードが高速化されました。

また、10.3.1には、お客様から報告された問題に対する150を超える品質改善や、10.3向けにリリースしたパッチ（C++ Toolchain Hotfix, RAD Server Database Migration Patch, IDE Patch, Missing Files Patch）も含みます。

10.3.1に関する関連情報

製品情報：https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio/whats-new-in-10-3-rio
Docwiki：http://docwiki.embarcadero.com/RADStudio/Rio/en/10.3Rio-_Release_1
Feature Matrix：https://www.embarcadero.com/docs/rad-studio-feature-matrix.pdf

10.3.1 のトライアル版は、次のURLよりお申し込みいただけます。
https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio/start-for-free

10.3.1のリリースとDelphi生誕24周年を記念したキャンペーンは日本時間の昨日2019年2月14日より開始しています。詳細についてはリンク先の情報をご確認ください。