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C++DelphiRAD Studioニュース

RAD Studio 11.2 Alexandria Patch 1 のリリース

rad112patch1

エンバカデロテクノロジーズは、RAD Studio、Delphi、C++Builder 11.2 Alexandria向けのPatch 1をリリースしました。

このパッチでは、RAD Studio 11.2に関するいくつかの問題に対処しており、新しいiOS Simulatorプラットフォーム向けのファイルの欠落、Win64でランタイムパッケージを使用する際の問題、PAServer経由でのWin64デバッグの問題などの不具合を修正しています。

アップデートサブスクリプションをご利用のお客様は、GetItパッケージマネージャ経由でのインストール、またはカスタマーポータル(my.embarcadero.com)のダウンロードサイトから入手できます。

このブログでは、Embarcadero Quality Portalで修正された問題の一覧とパッチのインストール方法について説明いたします。

GetItパッケージマネージャ経由でのインストール

IDE を起動した際 (または次回の ウェルカムページの更新時)、 下図のようにRAD Studio11のウェルカムページ に「パッチが利用可能です」というアイコンが表示されます。

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このアイコンを選択(クリック)するか、GetItパッケージマネージャを開いて「Patches and Hotfix」の項目に移動すると、下図の項目が表示されます。

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このパッチは、遅延インストールパッケージとして提供されているため、IDEを終了した後で、実際にインストールが実施される仕組みをとっています。(再起動を促されますが、後回しにしても構いません)。

IDEの終了後、インストールプロセスが開始され、コマンドプロンプト(要 UAC)が表示されます。ダウンロードするパッチのファイルサイズは約516MBありますので、下図のコンソールウィンドウ(IDEがシャットダウンしたときに開く)からのダウンロードには時間がかかる場合があります。

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ダウンロードが完了すると、パッチのインストールプロセスは、古いファイルをバックアップし、新しいファイルのインストールを開始するため、下図のように別のコンソールウィンドウを開きます。

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パッチのインストール作業が完了すると、RAD Studio IDEが自動的に再起動します。

IDEのライブラリパスの設定を修正する方法は、後節で紹介いたします。このパッチをインストールすると、以下のパスにPAServer for Windowsの新しい版のインストーラー(setup_paserver.exe)が展開されます。

C:¥Users¥<ログイン名>¥Documents¥Embarcadero¥Studio¥22.0¥CatalogRepository¥11.2Patch-Patch1

PAServer for Windowsを利用する場合は、こちらのドキュメントをご参考いただき、インストールしてください。

手動によるインストール

このパッチは、カスタマーポータル(my.embarcadero.com)からも入手できます。

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カスタマーポータルへログインし、上図のダウンロード一覧から下記のファイルをダウンロードしてください。

ダウンロードしたPatch.R112.Patch1-20220928.zipファイルを展開してください。

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Patch1をインストールするためには、RAD Studio 11.2 IDEを終了し、展開したフォルダ内のpatch.R112.patch1_install.batファイルを実行してください。

IDEのライブラリパスの設定を修正する方法は、後節で紹介いたします。また展開したフォルダ内には、PAServer for Windowの新しい版のインストーラー(setup_paserver.exe)も含まれています。PAServer for Windowsを利用する場合は、こちらのドキュメントをご参考いただき、インストールしてください。

ライブラリパスの設定

RAD Studio 11.2のインストールでは、ライブラリパスの設定に不具合がありました。この設定の問題により、ランタイムパッケージとのリンクに失敗するケースがEmbarcadero Quality PortalにRSP-39031 (Win64 build with runtime packages can’t find Win64 DCP files)として報告されています。

この問題に対処するには、以下の手順を実行してください。

ただし、この手順では[移行ツール]を利用した設定の変更は考慮しておらず、またサード パーティや自作のコンポーネントのインストール後の設定は想定していません。そのため、RAD Studio 11.2のインストール直後に実施いただくことを推奨いたします。

  • 11.2 Patch1に含まれるWin64DCPFix.regファイルを実行します。
  • IDEメニューの[ツール]-[オプション]-[言語]-[Delphi]-[ライブラリ]を選択し、[選択したプラットホーム]の一覧から”Windows 64ビット” を選択します。ライブラリパスの[…]を選択し、$(BDSCOMMONDIR)¥Dcpから $(BDSCOMMONDIR)¥Dcp¥$(Platform)へ置換
  • Windowsレジストリエディタアプリケーション(regedit.exe)を起動し、以下の2箇所の変更を行います。
    • HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Embarcadero¥BDS¥22.0¥Library¥Win64の[Search Path]の値を$(BDSLIB)¥$(Platform)¥release;$(BDSUSERDIR)¥Imports¥$(Platform);$(BDSUSERDIR)¥Imports¥$(Platform);$(BDS)¥Imports;$(BDSCOMMONDIR)¥Dcp¥$(Platform);$(BDS)¥includeへ変更
    • HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥WOW6432Node¥Embarcadero¥BDS¥22.0¥Library¥Win64の[Search Path]の値を$(BDSLIB)¥$(Platform)¥release;$(BDSUSERDIR)¥Imports¥$(Platform);$(BDSUSERDIR)¥Imports¥$(Platform);$(BDS)¥Imports;$(BDSCOMMONDIR)¥Dcp¥$(Platform);$(BDS)¥includeへ変更

パッチのアンインストール手順

  • 1. RAD Studioを終了
  • 2a. GetIt経由でインストールしている場合、Catalog Repositoryフォルダ(C:¥Users¥<ログイン名>¥Documents¥Embarcadero¥Studio¥22.0¥CatalogRepository¥11.2Patch-Patch1)フォルダへ移動
  • 2b. 手動でインストールしている場合、前節「手動によるダウンロードとインストール」で展開したPatch.R112.Patch1-20220928.zipのフォルダを開く
  • 3. patch.R112.patch1_uninstall.batファイルを実行
  • 4. GetIt経由でインストールしている場合は、GetItパッケージマネージャからを「RAD Studio 11.2 Patch 1 1.0」をアンインストール

また11.2 Patch 1をインストールした場合、RAD Studio製品のインストールフォルダ(デフォルトでは、C:¥Program Files (x86)¥Embarcadero¥Studio¥22.0)配下にインストール時のタイムスタンプが記された以下のようなバックアップフォルダとインストールログが作成されます。以下はその例です。

C:Program Files (x86)EmbarcaderoStudio22.0_patch-backup2022-10-06 08.35.35

RAD Studio 11.2 Patch 1で解決されたQuality Portalの問題

  • RSP-39284 Access violation at 000000 with TCameraComponent
  • RSP-39164 SQLite driver missing for iOS Simulator.
  • RSP-39159 Cannot add data module to FireMonkey application if target is set to iOS Simulator ARM 64-bit
  • RSP-39075 [Regression] TBalloonHint opens at mouse pos instead of specified position
  • RSP-39031 Win64 build with runtime packages can’t find Win64 DCP files (this is actually solved by updating the path configuration, as explained above)
  • RSP-39444 libmidas.a is absent for iOS Simulator

またこのパッチでは、エンバカデロ内部で報告されたケースやサポートケースで修正されている以下の問題も含みます。

  • HelpInsight(DelphiLSPの一部)での整数のオーバーフロー
  • sourcecpprtlSourcedefs の.asm と nasm ファイルの欠損
  • [PAServer on Windows] インストーラが lldb.zip を展開しなかったため、C++ Win64 リモートデバッグが機能しない
  • Win64デバッガのレジスタビューで、RBPとRSPレジスタの正しい値が読み込まれない
  • 英語版以外のIDEのC++設定オプションに影響を与える翻訳の問題

[バージョン情報]ダイアログにパッチ情報の表示

RAD Studio 11.2で小さな新機能を導入しました。インストールされているパッチを[ヘルプ]-[バージョン情報]のダイアログに表示する機能です。

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上図はパッチがインストールされた状態のダイアログの例です。

最後に、上記でご紹介いたしました製品バージョンのダイアログ画面について、いくつか補足いたします。

まず、GetIt 経由でインストールした場合にのみ、パッチが一覧表示されます。 手動インストールの場合は表示されません。

次にリリース番号はRelease 2 のバージョン番号 (表示されている) とは異なりますが、Delphi のみを所有またはインストールしている場合に限られます。 RAD Studio と C++Builder の場合、値を読み取るロジックが異なるため、バージョンは同じままです。

RAD Studio 13.2 Florence Now Available! Kai 1.1.1 Now Available! What's Coming in RAD Studio 13.2 Florence

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