Have an amazing solution built in RAD Studio? Let us know. Looking for discounts? Visit our Special Offers page!
Delphiニュース

Bold for Delphiをオープンソース化

エンバカデロは、「Bold for Delphi」のソースコードをMITライセンスに基づき、https://github.com/Embarcadero/BoldForDelphi から公開することで、「Bold for Delphi」ライブラリを正式にオープンソースプロジェクトとしました。

Boldとは(そしてその歴史)

Boldは、MDA(Model Driven Architecture: モデル駆動型アーキテクチャ)領域のツールです。Boldを用いれば、アプリケーション開発をUMLモデルから始め、高レベルの言語によって記述されたビジネスルールを設定し、そのためのGUIを作成してからこのモデルを「実行」することが可能となります。

Boldには、洗練されたORマッピングレイヤーが含まれており、データを複数の形式にマップする機能や、変更同期などの機能が用意されています。そして、さまざまなIDE統合ツールや、外部のUMLモデリングソフトウェアを利用するためのオプションが搭載されています。

Boldフレームワークとそのライブラリは、元来Bold Softによって構築されたものです。その後、ボーランドによって買収され、Delphi 6~7の期間、Delphi向けのアドオン製品として販売されていました。その後、Boldの開発は中止され、.NETプラットフォーム向けのECO(Enterprise Core Objects)フレームワークにフォーカスしています。ECOは、その後、ボーランドからCapableObjectsに売却されています。

しかし、引き続き多くのお客様がBoldを活用し、最新バージョンのDelphiでも動作するようにアップデートを続けていました。ただ、独自のライセンスとなっていたため、これらのアップデートは他の開発者向けにリリースされ、共有されることはありませんでした。

Boldについての詳細は、以下のリンクをご覧ください。

Boldの製品ドキュメントは、GitHubの https://github.com/Embarcadero/BoldForDelphi/tree/master/Doc で公開されています。

GitHubリポジトリとライセンス

上述したように、Bold for Delphiの最後のインターナルバージョンのソースコードは、MITライセンスにより、GitHubで公開されています。

これは、その後更新されたバージョンではないことに注意してください。このコードは、Delphi 7およびDelphi 2006で動作するべくリリースされたもので、Unicodeバージョンの製品(Delphi 2009以降)では動作しません。

この古いコードをなぜ公開したのか。そのゴールとして掲げているのは、ライブラリを独自にメンテナンスしているお客様が、Delphi 10.4 Sydneyで動作するその最新バージョンを共有するように促すことです。これは、Boldを活用しているお客様の永年の要望でした。

Delphi 10.4 Sydneyで動作するバージョンのリリースは、Boldユーザーが自身の変更を公開することに依存しているため、すぐには行わない予定です。オープンソースライセンスにより内部コードを公開することは、より新しいバージョンで共同作業を開始できるようにするという点で重要だったのです。

コミュニティドライブ

エンバカデロは、Bold for Delphiソースコードのアップデートやメンテナンスに直接関与し続ける予定はありません。エンバカデロでは、Boldコミュニティが組織化され、その活動を推進していくことを支援するのみです。

もし、この活動に興味がある場合は、こちらのオリジナル記事へのコメントまたはEメールでお知らせください。コミュニティ活動を開始している開発者をご紹介できます。


Reduce development time and get to market faster with RAD Studio, Delphi, or C++Builder.
Design. Code. Compile. Deploy.
Start Free Trial   Upgrade Today

   Free Delphi Community Edition   Free C++Builder Community Edition

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

IN THE ARTICLES