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RAD Studio 10.4.2 Sydney Release 2の提供開始を発表

エンバカデロでは、Delphi / C++Builder / RAD Studio 10.4.2のリリースを発表しました。新機能に加え、大幅な品質改善が加えられた新リリースは、10.4 Sydneyと10.4.1の品質向上にフォーカスしたリリースをベースとしています。

RAD Studio 10.4.2は、Windows開発からマルチデバイスサポート、IDEのモダナイズからライブラリ品質やコンパイラのパフォーマンス向上に至る、製品の基本機能の拡張の継続に重点を置いています。このブログ記事では、10.4.2の主要な新機能と拡張機能のいくつかにフォーカスして紹介します。

クラス最高レベルのWindowsアプリケーション開発

VCLとWindowsサポートは、引き続き製品の中心的な位置づけにあり、10.4からの取り組みを継続し、10.4.2においても多くの改善を加えています。

  • 新しい柔軟な仮想リストコントロールTControlListが追加されました。この新しいVCLコントールは、非常に長いリストを扱える高性能コントロールとして設計されており、モダンなルック&フィールで、各リスト項目に複数のコントロールを配置してカスタムUIを構成することができます。
  • もうひとつの新しいVCLコントロールは、TNumberBoxです。これは、モダンな外観の数値入力コントロールです。コントールは、整数、指定した十進数の書式に基づいた浮動小数点数、通貨型の値の入力をサポートしており、式の評価にも対応します。
  • Microsoft Storeおよびエンタープライズ向け配置のための、Microsoftの新しいWindowsアプリケーションパッケージングフォーマットMSIXを、IDEでサポートしました。MSIXサポートには、従来Desktop Bridgeと呼ばれていたテクノロジーが組み込まれており、これはMicrosoft Project Reunionの柱のひとつです。
  • Konopka Signature Visual Control(KSVC)ライブラリに、VCLスタイルアーキテクチャに適合するべく、数多くの改善/アップデートを加えました。新しいバージョンのKSVCは、GetItパッケージマネージャから、アップデートサブスクリプションユーザー向けに無料のアドオンとして提供されます。
  • 10.4で導入されたTEdgeBrowserコンポーネント(Windows 10 ChromiumベースのEdge WebView2コントロールのラッパー)が、Microsoft WebView2コントロール/SDKのGAバージョンをサポートしてアップデートされました。このアップデートでは、ファイルキャッシュ管理のサポート強化も含まれます。

新しい開発生産性強化とユーザーエクスペリエンス

IDEでは、開発者の生産性強化に引き続きフォーカスしていますが、CodeInsightをLSPテクノロジーによって再設計してきたことに加え、以下のような機能を追加しています。

  • 従来バージョンと比較し、10.4.2のLSPでは、Error Insightに多くの機能を追加しています。
  • エディターでは、ヒントと警告、エラーの色付き下線が表示されるようになりました。これにより、コードエディターでは、(DelphiとC++の双方で)コードの潜在的な問題点を認識できるようになりました。
  • uses句のコード補完の大幅な改善、パラメーター補完の改善、継承されたキーワードにも対応するなどCtrl+クリックによるナビゲーションの強化、パッケージサポートの改善など、数多くの機能改善が含まれます。
  • C++では、国際文字、インデックスなどの問題に対応するLSPの実装における重要な品質改善が加えられています。
  • クラシックIDEカラーを反映した「Mountain Mist」と呼ばれる新しいスタイル
  • IDEで開発者の共通的な作業効率を改善する数多くの機能改善
  • 大規模なプロジェクトグループを開く際など、時間のかかる操作中にIDEの実行内容を示す新しい進捗ダイアログを表示することで、IDEの応答性を向上させました。
  • ライブラリパス管理をアップデートし、絶対パス指定を環境変数を使用したパス設定に変換する機能を追加しました。
  • 移行ツールをアップデートし、設定リストの拡張、3つのプリセット設定からの選択機能、追加の設定ファイルを含めるオプションが用意されました。
  • FireMonkey向けに新しいローコードアプリウィザードを提供。ウィザードは、まもなくアップデートサブスクリプションユーザー向けにGetIt経由で提供されます。RAD Studioの開発者は、ウィザードのインターフェイスによって、いくつかのパラメーターを指定するだけで、機能的なマルチスクリーンアプリを最初からすばやく構築することができます。
  • RAD Studio 10.4.2では、サイレント自動インストールをサポート。UI操作なくDelphi / C++Builder / RAD Studioをインストールできます。

FireMonkeyプラットフォームサポートの拡張

  • Delphi 10.4.2では、Android 11での配置およびデバッグをサポートしました。Google Play Storeでの64-bitアプリケーションサポートで必要となる、アプリケーションバンドル形式での配置を強化しています。
  • Delphi開発者は、FireMonkeyフレームワークを用いて、IntelベースのアプリケーションでmacOS 11 BigSurをターゲットとした開発が可能になりました。macOS 64-bitアプリケーションを、macOS App Storeまたはローカルでも配布することができます。
  • RAD Studio 10.4.2では、DelphiおよびC++の双方で、iOS 14 App Store対応アプリケーションの構築、iOS 14 SDKのターゲット設定、および iOS14デバイスでのデバッグをサポートしました。

Delphi / C++の新機能

品質

RAD Studio 10.4.2では、 PPL、HTTPおよびRESTクライアント、FireDAC、SOAPおよびWSDLインポーターなど、製品やライブラリ全般にわたる機能強化や品質改善を行っています。RAD Studio 10.4.2では、お客様から寄せられた報告を含む600以上の問題に対処しています。

今すぐ10.4.2を使い始めよう

すでに、10.4.2のトライアル版が利用可能になっており、今後製品を購入いただくと、10.4.2をダウンロードいただけるようになります。また、すでに製品をお持ちの方は、有効なアップデートサブスクリプションがあれば、既存のライセンスを使用してRAD Studio 10.4.2をご利用いただけます。10.4.2のダウンロードに関するご案内は、本日(2月25日)中にお送り致します。10.4.2のダウンロードは、新しいカスタマーポータルサイト(my.embarcadero.com)から行えます。

詳細については、以下の情報をご確認ください。

個々の新機能については、以下の一連のブログ記事で詳細に解説しています。

エンバカデロでは、10.4.2において行った作業について大きな成果を上げることができたと考えており、皆さんがこの新しいリリースをご活用いただけるものと期待しています。


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