JetBrainsが実施した「2021年開発者エコシステム調査」では、Delphiとその強みについて興味深い情報が得られました。JetBrainsは、StackOverflowと並んで、毎年最大規模の開発者調査を実施しています。この調査は、その規模(3万人以上の開発者)を考えると、IDEやツールを提供しているコミュニティやプログラミング言語に偏っているとはいえ、業界全体にとって重要な意味を持っています。ただし回答者の59%が30歳以下であり、これは開発者全体の人口を比率を正確には表していない可能性があります。 調査結果の概要は、以下のサイトでご覧いただけます。
www.jetbrains.com/lp/devecosystem-2021/
このデータで肝心な内容は、JavaScriptがプログラミング言語の人気をリードし、Pythonが伸び、Javaがランキングの重要な位置を維持しています。(HTMLやSQLを「プログラミング言語」と考えるかどうかは人によって判断は分かれます)
Delphiは1%と少ないのですが、ターゲット層を考えると重要です。非常に興味深いのは、Delphi開発者がターゲットにしているプラットフォームの詳細です。Web開発全体(バックエンドとフロントエンド)がデスクトップとモバイルを大きく上回っていることを考えると、Delphiについては(使用している開発者の間で)以下のような割合になります。
- デスクトップ = 83%
- モバイル = 33%
- Web (バックエンド) = 61%
- Web (フロントエンド) = 52%
このデータで興味深いのは、調査対象となったすべての言語の中で、「Delphi」が最もデスクトップに重点を置いていることです。つまり、デスクトップ開発にこれほど多く使われている言語は他にないということです。(次点で61%のVisualBasicとアセンブリ)
最後に興味深い情報をご紹介します。”Delphiは、ブラジルの開発者人口の3%の主要言語である”。生のデータからはもっと多くのことがわかるかもしれませんが、この調査は開発者やそのツール、ライフスタイルに関する情報の宝庫で、これには年齢別の好きな飲み物などのデータも含まれています😉
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