Delphiは、ちょうど28年前の2月14日、サンフランシスコで世界に向けて発表されました。Delphiには、新機能が追加され続けていますが、何年も前に作成されたコードとの極めて高い互換性を提供しているのも他にはない特徴です。
Delphiが1995年2月に開催されたSD West Conferenceで初めて紹介されたことを考えると、今日はもう1つの Delphi 記念日でもあります(オリジナル写真や資料のいくつかは、こちらとこちらとこちらから参照ください)。長い年月が経ちましたが、その年に登場したプログラミング言語(Delphi、Java、JavaScript)は健闘していると言えましょう。Delphiは、Windowsアプリケーションを簡単かつ迅速に構築可能にすることにフォーカスしていました。これは今日でも当てはまりますが、現在では、モバイルアプリも同様に簡単に構築できるようにしています。
実際、当時の広告では「RAD」と「ROI」にフォーカスしていました(以下を参照)。
当初のDelphiが備えていたそれ以外の信条も、脈々と受け継がれ現在に至ります。つまり、可読性と保守性に優れた言語、ネイティブコンパイラによる最適化された安全なバイナリコード、実行に特別なランタイムが不要なxcopyインストールなどです。こうした特徴は、今日のプログラミングツールの多くが、セキュリティ上の理由から常に最新の状態に保つ必要のあるランタイムに大きく依存し、非常に複雑な構造を持つ実行環境が必要とする状況からすれば、驚異的なことです。
Delphiの全体的なモデルが長期間にわたってその価値を保っているだけでなく、ソースコードへの投資も維持されていることは注目に値します。20年前の大規模アプリケーションを、最新のDelphi に短期間で簡単に移行させたという企業の話をよく耳にします。これは、言語、ツール、フレームワークの変更によって、数年ごとにアプリケーションコードの部分的な書き直しが必要となる、IT業界では例を見ないことなのです。
あるコメント投稿では、「DelphiはVBが行うべきことを正しく実行した」と評していました。オリジナルのVisual Basicは、マイクロソフトによって長い間放棄され、VB.NET は「ほぼ凍結」状態です。一方でDelphiは、引き続き意欲的にアップデートが行われ、何年にもわたって有効な選択肢のポジションを維持し続けています。
Delphiの現在と今後の機能について詳しく知りたい方は、日本時間の2月14日23時50分から開催されるDelphiCon 2003のセッション「Looking Forward with Modern Delphi」をご視聴ください。サインアップは以下のURLからどうぞ。
https://lp.embarcadero.com/DelphiCon2023
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