C++Builder 10.4.2 では、Win64 リンカでのメモリ使用の問題について、大きく改善されています。
C++ Win64 ツールチェーンは、ELF64 オブジェクト ファイル形式と Dwarf v4 デバッグ ファイル形式を使用しています。デバッグ情報は、よく非常に大きなサイズになり、それはリンカによって結果のバイナリにリンク付けされ、ilink64 のメモリ逼迫の状態を起こします。10.4.2 の C++Builder では、リンカが処理する費用のあるデータ量を大きく削減する、新しいテクノロジが含まれています。それは、デバッグ情報を複数のファイルに分割することで行われており、リンカは、その後、実行可能コードと少量のその他の情報のみをリンク付けするようになっています。これが、「分割ドワーフ」と呼ばれます。デバッグ情報は .dwo ファイル(dwarf オブジェクト)に入れられます。
詳しくは、こちらを参照ください。
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すでに、10.4.2のトライアル版が利用可能になっており、今後製品を購入いただくと、10.4.2をダウンロードいただけるようになります。また、すでに製品をお持ちの方は、有効なアップデートサブスクリプションがあれば、既存のライセンスを使用してRAD Studio 10.4.2をご利用いただけます。10.4.2のダウンロードは、新しいカスタマーポータルサイト(my.embarcadero.com)から行えます。
詳細については、以下の情報をご確認ください。
- RAD Studio 10.4.2 Sydney Release 2の提供開始を発表
- 10.4.2の新機能
- DocWikiの10.4.2新機能ページ
- RAD Studio 10.4.2 における新機能と修正された顧客から報告された問題
エンバカデロでは、10.4.2において行った作業について大きな成果を上げることができたと考えており、皆さんがこの新しいリリースをご活用いただけるものと期待しています。
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