RAD Studio 10.4.1のXcode 12、iOS 14、macOS 11 Big Sur (Intel) サポートの改善にフォーカスした新しいパッチをリリースしました。
このパッチは、10.4.1のリリース時に間に合わなかったOSに関するアップデートです。
具体的には、
- macOS 11 Big Sur(Intel)上で実行するアプリの例外送出時、ならびにアプリの終了時の問題(RSP-30000)
- Xcode 12からのSDKのインポート(PAServer 経由)
- iOS14デバイス上でのアプリのデバッグ対応
などの修正が行われています。
詳しくは、iOS14、macOS 11のサポートKB、Embarcadero Quality Portal (RSP-31014、RSP-31667)を参照ください。
この修正により、新しいバージョンのPAServerもこのパッチで提供しています。
注意: macOS 11 Big Sur(Apple Silicon)を利用している場合は、Delphi 10.4.1でビルドされたバイナリを含め、Intelプラットフォーム用にビルドされたmacOSアプリをApple Rosetta 2互換性レイヤーを介すことで実行できます。
パッチの適用は、
- GetItパッケージマネージャ経由(遅延パッケージによる自動インストール、RAD Studioの再起動時に適用)
- my.embarcadero.comからのダウンロードし、手動でインストール
のどちらの方法でも行えます。
どちらのインストール方法を選択された場合でも、パッチのインストール完了後、macOS向けのPAServerのインストーラをmacOS上にコピーして手動でインストールする必要があります。
PAServerの適用手順は、以下の通りです。
- C:¥Program Files (x86)¥Embarcadero¥Studio¥21.0¥PAServer¥PAServer21.0.pkgファイルをmacOSへコピーする
- PAServer21.0.pkgファイルをクリックして、PAServer 21.0のインストーラーを実行する (既に古いPAServerがインストール済の場合は、上書きされます)
- インストール完了後、PAServerを実行し、バージョンを確認してください。
PAServerのバージョンが「12.1.10.4」に変更されていれば、新しいバージョンが適用されています。
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