RAD Studio 10.1 Berlin以降のバージョンで、IDEのフォームデザイナで編集した画面デザインをiOSやAndroidなどのモバイルデバイスの実機上で即座に確認可能なFireUI ライブプレビューが導入されました。
FireUI ライブプレビューは、RAD Studio IDE(サーバー)、対象デバイス(クライアント)としてネットワークで接続し、フォームデザイナの画面をクライアントへリアルタイムにブロードキャストするテザリング技術です。
FireUI ライブプレビューを行うためにはデバイスにクライアントをインストールする必要がありますが、ソースコードを含むFireUI アプリケーション プレビューが提供されています。
またApple StoreやGoogle Play Storeなどの各ストアでは、「FireUI App Preview」が公開されております。通常ではRAD StudioでFireMonkeyプロジェクトをビルドし、モバイルデバイスへ配置するためには、いくつかの設定ステップが必要ですが、ストア経由でアプリをインストールすることで、余計な手間を省いてすぐにFireUI ライブプレビュークライアントが利用でき、とても便利です。
しかしながらAndroid向けのアプリは、しばらくの間、Google Playストアの登録から解除され、利用することができませんでしたが、現在 FireUI App Previewを再度公開いたしました。
このアプリをデバイスへインストールした後、RAD Studio IDEメニューの[表示]-[デバイスにブロードキャスト] を有効にしてください。そしてデバイスのアプリを起動し、アプリからリストされた PC 上の IDE に接続する必要があります。 (これには、IDE を実行している PC または VM とデバイスが同じ内部ネットワーク上にある必要があることに注意してください)
IDEのフォームデザイナでフォームを開くと、下図のようになります。
FireUIアプリプレビューでは、適切なスタイルですぐにデバイス上に表示され、デザイン時にフォームに変更を加えた場合は、すぐにデバイスのプレビューに反映されます。
もちろん、Accelerometer(加速度計)のサンプルプロジェクトのように、より完全なUIを持つプロジェクトを開いた場合は、コンパイルして配置する前に、デバイス上でその表示画面を見ることができます。
FireUIアプリプレビューにより、アプリのUI画面を変更する度に実際のデバイスへビルドして再配置する手間を省けるため、画面設計にかかる開発時間を大幅に短縮できます。 この分野では、FireMonkeyは他の多くのマルチデバイス開発ツールよりも、はるかに優れたエクスペリエンスを提供しています。
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