2025年1月30日、Delphi 30周年記念イベント「Delphi 30th Developers Day」が開催されました。本社からは、アイデラグループのCEO ランディ・ジェイコプスと、開発ツール部門(そして昨年からはデータベースツール部門も)の責任者であるアタナス・ポポフが来日しました。

ランディによってアイデラグループのビジョンが語られたあと、アタナスがDelphi / RAD Studioに関する近年の活動を報告。そして、最新の12.2より搭載されたSmart Insightに代表されるようなAIの活用について、RAD Studio IDEだけでなく、他のアイデラグループ製品での取り込むを示しつつ、その可能性を語りました。

コミュニティによるセッションは、興味深いものが多く、最新のWindows環境でWindows 3.1を動作させ、そこでDelphi 1を実行するなど、Delphi 30周年にちなんだセッションや、旧バージョンを使い続けるリスクとその解決策を提示するような既存のDelphiシステムを抱える企業にとって役立つ内容など多岐にわたりました。今回は、Delphiイベントではありましたが、兄弟製品であるC++Builderのユーザーによるショートセッションも聴衆の心をつかんでいました。
休憩をはさんで、AIを活用した翻訳ツールの開発事例やFireMonkey UIでのアニメーション作成手法といった、モダンシステムでの先行事例やTIPSといった内容が続きました。これらのセッションは、Delphiバースディの2月14日に、エンバカデロYouTubeチャンネルで、プレミア公開される予定です。
そして、17時30分からは、ライブ配信「エンバカデロ・デベロッパーTV」です。ライブ会場であるため、若干の遅延ののち(しかも音声トラブルを抱えたまま)、スタート。いつもの音楽とともに、アシスタントの三浦さんのナレーションで幕開けです。

今回のデベロッパーTVは、先に登壇したアタナス・ポポフに加え、イタリアからマルコ・カントゥ、エストニアからデビッド・ミリントンの両製品担当マネージャがリモート参加。あらかじめ募集した質問に答えていく、Q&Aセッションをメインにお送りしました。デベロッパーTVの模様は(前半音声トラブルが継続していますが)、YouTubeのライブ録画でご覧いただけます。
配信終了後、会場では豪華プレゼントが当たる「Delphiトリビアクイズ」を実施しました。こちらは、#イベントde投票というシステムを使用して、スマートフォンから回答するもの。Delphiにちなんだ難問に挑戦し、見事商品をゲットした3名の方に惜しみない拍手が贈られました。

Delphi 30周年記念キャンペーンは3月14日まで
今回のイベント開催日より3月14日までの期間限定で、Delphi 30周年記念キャンペーンをEショップ各社で実施します。複数年保守などを選択すると、最大30% OFFの特別価格で、最新のDelphi / C++Builder / RAD Studioをお求めいただけます。ぜひ、この機会をご活用ください。