
Delphiバースディの2月14日に先駆けて、1月30日(木)、東京神田錦町のKANDA SQUARE ROOMにて、Delphi 30周年記念イベント「Delphi 30th Developers Day」を開催します。
先日会場打ち合わせも完了し、いよいよイベントの骨子が固まってきました。
目次
アタナス・ポポフが来日
Delphiは1995年2月14日に、そのファーストバージョンが発表されています。つまり、2025年2月14日で30歳を迎えます。これに合わせてライブでユーザーイベントをやりたいと議論していたところ、開発ツール部門のトップであるアタナス・ポポフの来日計画が持ち上がりました。
アタナスは、就任後まもなく来日し、日本のコミュニティとラウンドテーブルで議論する機会を設け、現在のCommunity Editionにつながる施策を決定したいきさつがあります。そんな経緯もあり、アタナス来日に合わせて(逆にDelphiバースディに合わせて来日してもらい)、イベントを実施できないかという検討に入りました。
残念ながら2月14日の来日とはなりませんでしたが、タイミング的には悪くない(?)1月30日に決まったのです。
コロナ禍以来のユーザーイベント
エンバカデロでは、ボーランドからの開発ツール部門分離を発表した2006年以来、年数回のユーザーイベント(デベロッパーキャンプ)を開催し、ユーザーの皆さんのナレッジ共有の場を提供してきました。
これらのイベントでは、エンバカデロからのメッセージはもちろんですが、それ以上に、ユーザーの皆さんの取り組みを共有し、実際の開発に活かしていただくことに大きな意義がありました。しかし、新型コロナウィルスの蔓延によりそうした機会が失われ、主としてYouTube Liveのエンバカデロ・デベロッパーTVで情報を共有してきました。
今回、コロナ禍以来のユーザーイベントということで、ユーザーの皆さんにお声がけさせていただき、こうした情報共有の場を復活させることができました。
主なプログラム
イベントは14時から始まります。13時30分から受付を開始します。事前登録が必要ですので、こちらからお申し込みください。
最初は、アタナス・ポポフによる「オープニングスピーチ」です。2024~25年のエンバカデロの取り組み、そして特に最近注目され、RAD Studio IDEにも統合され始めたAIについてなど、エンバカデロが評価・研究している技術トレンドについても語る予定です。
少しの休憩をはさんだ後、ユーザーの皆さんによるテクニカルセッションが始まります。最初のブロックは、ショートセッションを続けてお送りします。
Qiitaでも活躍している富永英明さんの「実際に動かして知るDelphi 30年史」。どのバージョンのDelphiを動かしてくれるのか注目です。株式会社コムウェイ 古谷正行さんは、「Delphi 7/ C++Builder 6を今すぐやめるべき理由」。20年以上前のバージョンのシステムがまだ現役!という話は時々聞きます。これを改善していくには、単にマイグレーションアプローチだけでなく、提案の仕方も重要だと思います。必見ですね。そして、システムアイ 伊藤慎治さんの「C++Builderと組込み開発」。Delphiの姉妹製品C++Builderは、組み込み開発で結構使われています。そのメリットを再確認できるセッションに期待です。
休憩の後、長めのセッションを2つ。加藤譲さんの「ローカルLLMプラットフォームOllamaを利用した翻訳ツールの開発」。注目のAIを活用した事例として、またREST APIの活用例としても注目度は高いですね。そして、デベロッパーTVでもおなじみの株式会社シリアルゲームズ 細川淳さんの「FireMonkey UIで使うアニメーションの作り方」。モバイルアプリでよく見るちょっとしたアニメーション効果を、Delphiでどのように作るのか。今すぐ使える実例が役立ちそうです。
最後はデベロッパーTVライブ
ここで、少し長い休憩に入ります。というのは、このあと軽食を提供しつつ、デベロッパーTVの公開ライブ配信へと移るからです。座席はほぼそのままで転換できるようにしましたが、最前列の中央の席のみ、デベロッパーTV用に撤去しますのでご留意ください。
軽いオープニングリハーサルをやったあと、17時30分からは、デベロッパーTVの生配信です。昨年、エンバカデロオフィスで公開生配信を実施したとき、オーディエンスの皆さんもオープニングカウントダウンで緊張するようで、若干スタートが固かったので、今回は元気に盛り上げていきたいと思います。
デベロッパーTVのメインコンテンツは、エンバカデロ製品チームとのQ&Aです。いずれも来日経験のあるマルコ・カントゥ、デビッド・ミリントンがリモート参加し、皆さんと会話します。アタナス・ポポフもオープニングから参加しますが、途中退席してランサのイベントに向かいます。忙しいですね。
Q&Aセッションがテンポよく進むように、ぜひ質問の事前投稿をお願いします。会場から参加される方でも、事前投稿いただければ、より的確な回答ができるのではないかと思います。
質問は、こちらから投稿できます。よろしくお願いします。
マルコとデビッドには、ショートプレゼンも用意してもらおうと考えています。Delphi 30周年にあたり、何かとっておきのメッセージが貰えればうれしいですね。
来場者の皆さんには記念品をプレゼント
今回、Delphi 30周年ということで、記念品(いわゆるノベルティ)を作成しました。
まず、来場者全員にプレゼントするのがこちらのLEDミニライト。現物が届きましたが、単4電池3個で、結構明るいです。

そして、Q&Aセッションの質問を採用させていただいた方へのプレゼントがこちら。ちょっとかさばるのですが、なかなか渋いアルミボトルです。

ということで、よい質問お待ちしております。
今すぐお申し込みください
会場は約80名ほどの座席を用意できます。このブログを執筆している時点で、定員に対して8割近くの申し込みをいただいておりますので、参加を検討されている方は、お早めにお申し込みください。