Delphiでは、何百もの定評あるコンポーネントが用意されており、これらの豊富なコンポーネントを利用することで、組み込み開発からクロスプラットフォーム開発、さらにはWeb開発といった広範に渡るアプリケーションの構築が可能です。
特にFireMonkeyフレームワークを利用すれば、iOS、Windows、Android、macOS、Linux向けのクロスプラットホームに対応したアプリケーションを作成することができます。
FireMonkeyは豊富な標準コンポーネントを提供していますが、これだけで全ての機能をカバーできるわけではありません。例えば、QRコードリーダーのような少し特殊なコンポーネントは、FireMonkeyの標準コンポーネントには含まれていません。
そのため、FireMonkeyの標準コンポーネントで足りない機能が必要な場合は、サードパーティ製のコンポーネントを利用することで解決できます。
例えば、「FMXComponents」は、FireMonkey向けのオープンソースコンポーネントで、以下のような10個以上のFireMonkeyコンポーネントが入手可能でき、FireMonkey標準には含まれていない柔軟な機能を提供しています。
- TFMXScrollableList
- TFMXRatingBar
- TFMXCircleScoreIndicator
- FMXImageSlider
- TFMXSimpleBBCodeText
- TFMXGuesturePassword
- TFMXCalendarControl
- BaiduMapSDK
- TFMXSeg7Shape
- TFMXToast
- TFMXQRCode
- TFMXLoadingIndicator
- graphics32 for Firemonkey
- TFMXCallout
- INativeCanvas
- TFMXRotatingText
- PhotoCorrect
- TFMXBezierAnimation
FMXComponentsは、無償で利用可能なオープンソースですが、MITライセンスとして規定されています。このライブラリはGitHub経由でこちらから入手できます。なお、エンバカデロではこのライブラリに関するテクニカルサポートサービスは提供しておりません。
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