2月14日はDelphiの最初のバージョンがリリースされた日ですが、今年で24回目の2月14日を迎えました。
普段はエンバカデロのセールスコンサルタントとして製品に関する情報を発信していますが、今日はそういう視点ではなく、私と Delphi の関わりについて書いてみます。
現在はもちろんセールスコンサルタントとして関わっているわけですが、自宅のPCには Delphi Community Edition がインストールしてあり、個人的なニーズのために必要なツールは今でも自分で作ります。2000年より前には、MS-DOSの汎用的なコマンドラインツール、特定のPC向けのツール、Windows向けツールをいくつか開発して公開していましたが、最近はそこまでの活動はしていません。(Vector のサイトでは当時公開していたものが今でも配信されていますが)
Delphi との関わりが強くなったのは、もちろん、エンバカデロに参加した以降のことですが、Delphi ではなく Turbo Pascal は大学時代のプログラミング演習の課題を自宅でも進めるために、大変お世話になりました。そこから先のWindowsアプリ開発はMicrosoft CやVisual C++で行うことが多く、Delphiとの関わりはあまり強くなかったのですが、多くの方がイメージするように、Delphi = Windowsアプリ開発環境という印象を持っていました。
しかし最近のDelphiはWindowsだけではなくmacOS、iOS、Android向け開発に対応していますし、利用条件に該当する方なら Community Edition が利用できます。私自身、スマホやタブレットのアプリとして作りたいツールがいろいろあるのですが、XCode と Android Studio の両方を習得することなくワンソース、ワンプロジェクトで iOS, Android の両方に対応できるのは、私にとっては大変に魅力的なのです。
そして10.2ではDelphiでのLinux向け開発も行えるようになりました。Linuxはkernel version 1の頃からSLSやSlackwareベースのものを使っており、最近では通常の作業用にはUbuntuやCentOS、Amazon Linuxを良く使いますが、Delphiで書いたコードがLinuxで動くようになる状況はまったく想定外でした。10.2リリース後、実際にいくつかのコマンドラインツールをDelphiで書いてみたのですが、それがWindowsとLinuxの両方で使えるというのは、なんとも不思議な気がします。
これから先もDelphiはさまざまな形で機能拡張されたり、また対応プラットフォームが増えるんじゃないかと思います。個人的には Raspberry Pi 上のOS、Linux(Raspbian)、Windows 10 IoT Core 向けビルドがカバーされると、作りたいアプリがRaspberry Piでも動かせてうれしいのですが、一般の開発者向けにはmacOS 64-bitやAndroid 64-bit向けの対応が先ですね。
そんなわけで、2019年2月14日はDelphi 24回目のバースデイです。これから先、どのように進歩するのか、エンバカデロのセールスコンサルタントとして、また個人的にも、とても楽しみです。
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