この記事はITmedia Alternative Blogからの転載です。
最近エンバカデロのブログサイトへの投稿が多く、こちらに投稿することも減っているが、何と前回の投稿は昨年のDelphi 24周年だった。つまり1年ぶりということだ。これはいかん。
とはいえ25周年である。さすがに四半世紀ということで、今年は特設サイトも出来ていろいろな情報が集まっている。いつくか興味深いものを紹介しておく。
- WHY IT’S CALLED DELPHI
Delphiという製品名の由来について - INTERVIEW WITH ANDERS HEJLSBERG
Delphiの生みの親であるアンダースのインタビュー - 25 YEARS OF DELPHI AND HISTORY OF PASCAL
DelphiとPascalの歴史のインフォグラフ
上記はいずれも英語の記事になるのだが、日本語でもいくつか情報を掲載している。
- DELPHI STORIES
Delphiに関する歴史/最新版の情報サマリ - DELPHI – イノベーションの歴史
Delphiの各バージョンで提供してきた主要機 - DELPHI@25 – セッションビデオ
2月4日に実施された「Embarcadero Tech Vision 20」のDelphi 25周年にちなんだセッションの録画
このTech Vision 20というイベントに来日していたのが、Jim McKeethとDavid Millington。Jimは「アメリカの開発者」という風貌で自由人。一方のDavidは、物静かでちょっとシャイ。対照的だがテクノロジーの話になると熱い。
そのJimが主催しているクールアプリセレクションも興味深い。DelphiやC++Builderによって開発された「クール」なアプリケーションを紹介するシリーズだが、ちょっとしたユーティリティから高機能ツール、あるいはゲームなど幅広い。一覧はこちら。
Delphiについての現状を簡単に説明すると、マルチデバイス開発にLinuxが加わり、Win32、Win64、macOS、iOS、Android、Linuxと6プラットフォームを選択可能になった。一方でWindows 10への完全移行が進む中、従来のWindows向けアプリケーションのモダナイゼーションの需要も多い。Delphi 1からのコンポーネントフレームワークであるVCLも、Windows 10に対応して進化を続けている。
Web開発フレームワークSencha Ext JSとの親和性も高め、既存のDelphiアプリケーションのロジックをWeb API化して、Senchaにつなぐという技も使える。ファーストリリースから四半世紀を経た現在も、その進化が楽しみである。
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