皆さんは、Delphiの式エンジンをご存じでしょうか? では、Visual LiveBindings は??
「Live Bindings」というキーワードを聞いてDelphiをご利用いただいているお客様であれば、あのビジュアルにコンポーネント同士で連携できるやつね?」と思い当たる人もいらっしゃるかもしれません。Visual Live Bindingsは、IDEのデザイナからコンポーネント同士を結びつけてコードを書かずに式を定義でき、コード量を減らすことができますが、その背景となる技術は実は奥が深く、その基本を知っておくと、色々と為になることも多いのです。
もともとは、このブログを執筆しているエンバカデロテクノロジーズのMarco Cantuが、長年Delphiを利用している、ある開発者と対談したところから始まっています。この開発者はDelphi で類似した機能を探していましたが、実は何年も前からDelphi RTLに搭載されていることを知りませんでした。DelphiのRTLには、多くの隠れた名作のライブラリがあります。その一つが「式エンジン(Expressions Engine)」です。式エンジンは、Live Bindingsアーキテクチャの基盤の1つです。
Marco Cantuは、現在Delphiをご利用いただいているお客様の中にも、式エンジンの存在を意外に知らない方も多いのでは?ということで、それにまつわるシリーズとしてブログにまとめています。
- 第1回: DelphiのExpressions Engineを使用する (en)
- 第2回: DelphiのExpressions Engineを使用する(高度なバインディング編) (en)
- 第3回: DelphiのBindingsListコンポーネントによる式の管理 (en)
- 第4回: DelphiのLiveBindingデザイナを利用した動的バインディング (en)
バインディングを知らない方はもちろんですが、C++Builderをご利用のお客様も、Delphi RTLとしてLive Bindingsアーキテクチャは、そのまま活用できる技術のため、是非この機会に上記のブログシリーズをご一読ください。必見です!!
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