CSV(Comma Separated Value)形式は、さまざまなスプレッドシートプログラム間でのデータ交換/変換に永く利用されてきました。CSVは、新旧いずれのアプリケーションでもデータのインポート/エクスポート機能として使用でき、実質、コンピューティング環境におけるすべてのアーキテクチャ間でのデータ交換のデファクトスタンダードであると言えます。
DelphiにおけるCSVファイルの作成や操作は、WinSoftが提供する強力なCSVライブラリを使用することで非常に簡単になります。
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インストール
https://winsoft.sk/csv.htm から最新バージョンをダウンロードし、ダウンロードファイルをデフォルトのコンポーネントフォルダーに解凍します。
このライブラリは、非ビジュアルライブラリですので、IDE上でインストール操作を行う必要はありません。
使用しているDelphiのバージョンとプラットフォームに応じて、[ツール|オプション|言語|Delphi|ライブラリ]と選択し、「ライブラリパス」にフォルダを追加します。
サンプル
以下は、コンタクト先管理用の単純なアプリケーションに、汎用的なインポート/エクスポート機能を実装する例です。
データセットから新しいCSVファイルを作成(エクスポート機能)
[crayon-67401359229eb129302490/]データセットへ既存のCSVファイルを読み込み(インポート機能)
[crayon-67401359229f6557161343/]DelphiとC++Builderで利用できるWINSOFT CSVの全体像について、こちらのページでその詳細をご確認ください。
CSVライブラリは、WinSoft社の製品です。この記事に記載された機能を利用するには、WinSoft社のサイトからCSVライブラリを購入する必要があります。CSVライブラリに関するサポートは、WinSoft社によって提供されます。