HighDPIサポートを強化した新バージョンのKSVCボーナスパッケージが、RAD StudioのGetItパッケージマネージャで利用可能になりました。
Konopka Signature VCL Controlsライブラリは、強化されたビジュアルコントロールと強力な組み込みデザイナの優れたセットを備えたVCLライブラリです。 Embarcaderoは、数年前にRaize Softwareから権利を得ています。
10.4.2では、主にVCLスタイルのサポートと統合(バージョン6.5でリリース)に焦点を当てたKSVCライブラリにいくつかの修正と改善を行いました。今回、高DPIサポート(モニターごとのv2 Windows 10モード用)のために10.3および10.4で導入されたVCL機能を活用する新しいバージョンを公開しました。この変更により、新しいバージョンのKSVCはRAD Studio 10.4.xでのみ使用可能で、互換性のために古い6.xバージョンを引き続き使用できます。
下図のように、10.4.2をご利用のお客様のGetItパッケージマネージャには、どちらのバージョンも表示されます。
KSVCボーナスパッケージのインストールは、GetIt経由で直接行えます。
このライブラリをインストールすると、RAD Studio IDEにいくつかのコンポーネントが追加されます。(ここでは、ツールパレットの一部をご紹介します)
下図は、KSVCのバージョン7で再構築された古典的な包括的なデモを紹介するスクリーンショットです。(いくつかのコード変更が必要です)
KSVCのバージョン7では、下記のQualityPortalレポートで報告された問題が改善されています。
- RSP-31791 TRzControlButton: Wrong border when StyleElements is empty
- RSP-31786 TRzControlButton.DrawSpinButton() should check StyleElements property
- RSP-31785 TRzControlButton should paint arrows in Vista style, not Windows 95 style
- RSP-31784 TRzCustomComboBox does not respect style when painting
- RSP-23472 High DPI scaling issues in KVSC Raize components
- RSP-21178 HighDPI bugs in Konopka Signature VCL Controls 6.2.3
- RSP-16715 Close button not scaled on TRzTabControl for highDPI
このコントロールライブラリの改善が多くのお客様に評価され、他のVCL開発者が使用し始めることを願っています。