RAD Studioには、コンポーネントとIDEプラグインの両方を提供しているサードパーティベンダーの優れたエコシステムがあり、これらはIDE自体に含まれるソフトウェアです。
RAD Studio 10.4.1では、ドッキングウィンドウのサポートにいくつかの変更を加えました。(ドッキングウィンドウとは、構造、プロジェクト、またはパレットビューのようなペイン)
この変更の影響によって、独自のカスタムドッキングウィンドウを使用する IDEプラグインで予期せぬ動作が発生する問題が見つかっています。
現在、この問題が発生しているプラグインの1つにEmbarcaderoがGetIt経由で提供している「Bookmarks」というツールがあり、それ以外にも一部のサードパーティ製のプラグインでも発生しています。
発生する主な症状は、特定のプラグインがインストールされていると
- プラグインや IDE を使用しているときにアクセス違反が発生することがある
- プラグインのドッキングウィンドウが予期せぬタイミングで表示される
など、他にも予期せぬ動作をする可能性があります。
この問題は、プラグインが 10.4.1 用に再コンパイルされていると解決いたします。そのため問題が発生しているサードパーティ製のプラグインは、10.4.1用に再コンパイルし、再度10.4.1向けに配布するように技術パートナーと連絡をとっています。
またEmbarcaderoが提供している「Bookmarks」は、GetItからダウンロード可能な10.4.1互換バージョンに更新する予定です。
(9/11 追記: 現在は10.4.1に対応したBookmarksをGetItからダウンロード可能です)
10.4.1 へアップグレードする前に IDE プラグインをアンインストールし、10.4.1 バージョンの IDE プラグインを再インストールすることをお勧めします。