この記事は、Muminjon 氏のブログの抄訳です
Windows Subsystem for Linuxを使用すると、開発者は、コマンドラインツール、ほとんどのユーティリティ、およびアプリケーションを含むGNU / Linux環境をWindowsコンピューター上で直接実行できます。 このシステムは非常に人気があり、RAD Studio/Delphiでは、WSLと完全なLinuxコンピュータの両方で直接動作するLinuxアプリケーションを作成することができます。
- Microsoft Storeでは、いくつかのWSLディストリビューションが提供されています(Ubuntu、Kali、Fedora、Debian、OpenSUSE)
- WSLは現在、コマンドラインでの使用に重点を置いていますが、拡張機能やプログラムを使用すれば、GUIをインストールしたり、リモートデスクトップで制御可能なユーティリティを介して接続できます。
- Windows 11を使用すると、Windowsユーザーは元のWSLの更新バージョンであるWSL2を介して、完全なGUIのLinuxアプリケーションを実行できるようになりました。RAD StudioもWSL2に対応しており、FMX Linuxを使えば、Linux用の完全なGUIアプリケーションを作成できます。
- WindowsからLinuxのバイナリを実行したり、LinuxからWindowsの実行ファイルを実行することができます。
最近のWSL2のアップデートでは、ファイルシステムのパフォーマンスが大幅に向上し、システムコールの完全な互換性によって、エクスペリエンスもとても向上しています。WindowsにWSLをインストールする方法は、こちらの公式ドキュメントに記載されています。
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WSL(Windows Subsystem for Linux)をGUIアプリケーションで管理するには?
WSL GUI Toolは、Object Pascal/ Delphiで記述されたオープンソースのツールで、インストールされているLinuxディストリビューションをユーザーインターフェースで簡単に管理することができます。
WSL GUI Toolを使用すると、GUIを使用してWSL機能を管理でき、以下の機能を提供しています。
- ディストリビューションの開始と停止
- ディストリビューション名の変更
- ディストリビューションのフラグを元のWSLバージョンから新しく改良されたWSL2に変更
- 環境変数の編集
さらに、WSL GUI Toolを実装コードを調べることで、Delphiで上記のすべての操作を行う方法について学ぶことができます。
WSL GUI Toolはどこからダウンロードできますか?
WSL GUI Toolの実行モジュールを試してみたい場合は、GitHubのRelease Sectionを選択してダウンロードしてください。
RAD Studio/DelphiをWindowsのWSLやLinuxで使用する際の注意点は?
RAD Studio/DelphiをWindows10のWindows Subsystem for Linuxで使用する方法を学ぶには、Jim McKeethによる「Windows 10 Modernize Webinar Series」のビデオをご覧ください。
WSL GUI ToolのDelphi Object Pascalのソースコードはどこでダウンロードできますか?
WSLの公式GUIツールは、以下のリンクからアクセスできます。
https://github.com/emeric-martineau/wsl-gui-tool
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