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RAD Studio IDE にツールを追加する

the future of starts demands massive productivity

RAD Studio の IDEメニューに外部ツールを起動するリンクを追加できます。この機能は新しいものではありませんが、先日、スウェーデンでDelphiを長年使用しているお客様が、この便利な機能を知らなかったことを耳にしました。ここではIDEメニューへの追加方法の例として、RESTfulバックエンドとクライアントの開発でよく利用するRESTデバッガをIDEメニューに追加する手順を説明いたします。

RAD Studioの「ツールの構成」

IDEのメニューに「ツール」があります。通常「オプション」や「GetItパッケージマネージャ」(コンポーネントのダウンロードのため)を使用することが多いですが、その下に項目を管理するための「ツールの構成」があります。
「ツールの構成」を選択すると「ツールオプション」ダイアログが表示され、そこでツールの追加・編集・削除を行うことができます。

「追加」を選択すると、空白のダイアログが表示されます(「編集」も同じダイアログを表示しますが、設定された項目が入力されています)。ここで (RAD Studio IDEのBinディレクトリにインストールされている) RESTデバッガの詳細を入力しました。

「OK」を押して設定を終了すると、すぐにそのリンクをテストできます。

他の便利なIDEツールのアイデア

任意のプログラムにリンクできます。たとえば、開発をサポートするためにWebベースのツール(JiraやConfluenceなど)を使用している場合は、Webブラウザへのパラメータとしてサイトの URLを実行時引数に指定して渡すことができます。

パラメータ(実行時引数)とマクロ

「マクロ」のボタンをクリックすると、用意されているマクロを使用して、例えば現在のプロジェクトや開いているファイルなどを起動時パラメータとしてツールに渡すことができます。この機能は、設定したツールに対して容易にパラメータを設定できます(パラメータは、EXEの他のパラメータと同様に渡されます)。

例えば、実行時引数を$EDNAMEに変更すると、エディタで編集中のファイル名をWebブラウザに渡して、そのファイルの最後に保存されたバージョンを開くことができます(それが役立つかはわかりませんが、ポイントは得られます)

IDEへのツール追加の記事 は、Stephen Ball’s Technical Blog に最初に掲載されました。

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