この記事は Marco Cantu による What’s New in FireDAC for Firebird in RAD Studio 10.3.1 の抄訳です。
FireDACがサポートする多くのデータベースの中で、私たちの顧客が一般的に使用しているものがFirebird(InterBaseのオープンソーススピンオフ)です。 FireDACはFirebirdとInterBaseを1つのドライバで扱っていました。これらは長い年月を経ても互換性のある部分が多いためです。しかし、最近になって、R&Dチームはこのドライバを、それぞれのデータベース特有の構成設定とデフォルトを備えた2つの別々のドライバに分割しました。
RAD Studio 10.3では、いくつかの特定の新しい機能、gbakの出力に新しい統計機能、isc_database_info() 呼び出しの変更、いくつかのFB$OUTパッケージ、ローカル接続、およびオンライン検証。Firebird 3.0のサポートを提供します。
最新のRAD Studio 10.3.1では、Firebird 3.0の機能をいくつか追加しました。
- FDPhysFBDriverLink1.EmbeddedプロパティをTrueに設定することによる組み込み接続向けのサポートの改善(Quality Portal RSP-21940 での要望事項)
- https://stackoverflow.com/questions/53938537/how-to-enable-wirecompression-on-firebird-3-0 に記載の機能、Firebird 3.0.4でのワイヤ圧縮のサポート(isc_dpb_configとisc_spb_config設定による)。
FireDAC全体では、その他の改善も行われました。しかし新機能については、Firebirdを使用するすべてのお客様にとって、限定的かもしれませんが、重要なポイントです。