企業向けアプリケーションを作成する際に、システム内の管理タスクを自動化する必要がある場合があります。Windows Management Instrumentation(WMI)を使用すると、共通モデル情報によって提供されるクラスを利用して、システムのバージョンに関係なく、ローカルまたはリモートの Windowsベースのコンピュータを制御することができます。
Delphiでは、Windows Management Instrumentation(WMI)に対応したオープンソースのライブラリであるGLibWMIコンポーネントを提供しています。このライブラリは、Windowsシステム管理に特化したコンポーネントのセットで、 DelphiとGLibWMIを使用すると、管理タスクを自動化するためのWMIスクリプトやアプリケーションをとても簡単に作成することができます。
GLibWMIは、GetItパッケージマネージャを開いて、検索ボックスから”WMIというキーワードで検索すると見つかりますので、これを選択してインストールすることができます。
GLibWMIには、2つのカテゴリのコンポーネントセットがあります。
- Hardware
- Bios info
- Processor info
- Battery info
- Fan info
- Network Adapter info
- USB Controller info
- Physical Memory info
- and more
- Software
- Operating System info
- Environment info
- Share info
- Product info
- Process info
- User account info
- and more
GLibWMIをインストールすると、コンポーネントパレットに上記2つのカテゴリが登録されます。
GLibWMIコンポーネントは、無償で利用可能なオープンソースですが、ライセンスが規定されています。なお、エンバカデロではこのライブラリに関するテクニカルサポートサービスは提供しておりません。