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アップデートサブスクリプションの特典–2020年9月版ハイライト

このブログでは、2020年9月版のハイライト情報として、アップデートサブスクリプションをご契約いただいているお客様が利用できる複数の無償コンポーネントとツールに加え、10.4/10.4.1のリリースに関連する非常に魅力的な機能を紹介いたします。なお、RAD Studioのアップデートサブスクリプションの特典は、今後も拡大していきますので、どうかご期待ください。

HighDPIに対応したカスタムのVCL Windowsスタイル

10.4では、VCLスタイルのアーキテクチャを大幅に拡張してHighDPIおよび4Kモニターをサポートし、 VCLフォーム上のすべてのUIコントロールは、フォームが表示されるモニタの適切な解像度に合わせて自動的にスケーリングされるようになりました。それぞれのVCLコンポーネントは、マルチスケールバージョンのライブラリから選択し、任意のDPIにスケーリングできるため、すべてのモニタで、より鮮明で高画質の描画を実現しています。

以下の13個のカスタムVCLスタイルは、VCLアプリケーションでHigh DPIを完全にサポートされており、GetItパッケージマネージャ経由でインストールできます。

GetItからインストール可能なVCLカスタムスタイルの一覧<br>

並列デバッガ

現在のアプリケーションは、単一のスレッドで実行しているものではなく、メインのUIスレッドと複数のスレッドがそれぞれ並列実行し、互いに協調動作してパフォーマンスを高めるアーキテクチャが主流です。しかし大抵のIDEはデバッグ時に1度に1つのスレッドと対話するように構築されているか、あるいは複数の並列スレッドが実行されていてもデバッガが適切なキャッチアップを行う設計になっていません。

スレッド間の対話をデバッグするのは非常に難しいですが、これを解決するソリューションがあります。それはマルチスレッドアプリケーションの動作を理解し、制御するために設計されたRAD Studioの新しい並列拡張機能です。

スレッドコールスタックを並列に視覚化し、コードエディタで複数のスレッドがインラインで表示されます。さらにスレッド単位で実行を制御するなど他にも多くの機能が用意されています。

この非常に魅力的な新しい拡張機能は、RAD Studio 10.4.1をご利用のアップデートサブスクリプションのお客様向け限定に近日リリースされる予定です。

TwineCompile: C++ビルドの高速化

C++言語のコンパイルは、全てのC++IDEにおいて時間がかかることが多いですが、TwineCompileがそれを解決します。この驚くべき C++Builder 拡張機能は C++ビルドを並列化し、PCに搭載しているコア数に応じてビルドを高速化します。例えば、非常に時間がかかっていたC++プロジェクトのビルドを現在の半分、もしくは4分の1、さらにはプロジェクトのコンパイル速度が50倍になったという報告もあります。

TwineCompileは、C++開発で利用可能な最高の生産性拡張機能の1つです。 アプリケーションのサイズによっては、1日あたり1時間以上節約でき、開発チーム全体の時間を大幅に節約することができます。

もしTwineCompileに興味をもちましたら、是非こちらのブログも一度ご覧ください。そしてTwineCompileを実際にインストールして試してみましょう!

C++Builder向けのTwineCompileは、Professional版も含めてアップデートサブスクリプションをご契約のお客様はGetItパッケージマネージャ経由で、今すぐに入手できます。

GetIt経由でTwineCompileのインストール

更新されたFMXLinux

また、最近GetItパッケージマネージャでDelphi用のFMXLinuxパッケージを更新しました。最新版では10.4.1を完全にサポートし、多くの品質改善が含まれています。

GetIt経由でFMXLinuxのインストール

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