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RAD Studio 12: 新機能および強化機能の完全一覧

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RAD Studio 12がリリースされました。新たに提供開始したこの新バージョン「12 Athens」は、重要な位置付けとなるIDEバージョンのひとつとなるでしょう。その主な新機能/機能強化は以下のとおりです。

では、RAD Studio 12で提供される新機能のすべては、どのように知ることができるでしょうか。

エンバカデロでは、新バージョンがリリースされるたびに、機能一覧をアップデートしています。この新バージョンにどれだけの労力が費やされたかを明確に理解していただくために、Delphi / C++Builder / RAD Studio 12 Athensの新機能と機能強化ポイントの一覧は役に立つのではないかと考え、以下に掲載することにしました。

Delphi / C++Builder / RAD Studio 12 Athensの機能強化

ENHANCED! FMX LinuxライブラリによるLinuxクライアントサイドアプリケーション開発のサポート(GetItパッケージマネージャでダウンロード可能)
ENHANCED! Windows 11、Windows 10、Windows 7(SP1+)、Windows Server 2022、2019向け32-bitおよび64-bit Windowsアプリケーション開発のためのFireMonkeyアプリケーションプラットフォーム
ENHANCED! macOS 14 Sonoma、13 Ventura、12 Montereyが稼働するIntelおよびARM CPU(M1)向け64-bit macOSアプリケーション開発のためのFireMonkeyアプリケーションプラットフォーム
ENHANCED! iOS 17および16向けネイティブiOSアプリケーション(ARM 64-bit)開発のためのFireMonkeyアプリケーションプラットフォーム
ENHANCED! macOS ARM 64-bit上のDelphi iOSシミュレーターサポート
ENHANCED! Android 14、13、12、11、10向けネイティブ32-bitおよび64-bit Android ARMv7アプリケーション開発のためのFireMonkeyアプリケーションプラットフォーム
ENHANCED! Windows 11、Windows 10、Windows 7、Windows Server 2022、2019、2016向け32-bit / 64-bitアプリケーション開発のためのVCL(Visual Component Library)
ENHANCED! Windows 11、10および7 API向けMicrosoft Windows SDKのサポート。従来からのWin32 / Win64 APIと強化されたWinRT API呼び出しの双方をサポート。Windows App SDK(旧称:Project Reunion)に必要
ENHANCED! 従来のIE ActiveXと新しいMicrosoft WebView 2コントロール(ChromiumベースのEdge)の双方をサポートしたWindows向けWebBrowserコンポーネント
ENHANCED! マイクロソフトのChromiumベースのEdge WebView2コンポーネントを統合したTEdgeBrowserコンポーネント。TWebBrowserコンポーネントは、IEとEdgeの双方をサポートするように変更(マイクロソフトのEdge WebView2コンポーネントのリリースバージョンを使用し、カスタムキャッシュフォルダー、UserDataFolderとExecutableFolder構成をサポート)、12.0では、最近のバージョンのWebView 2コントロールで追加された新機能(UserAgent、ブラウズするデータの管理など)にマップする新しいプロパティやメソッドを追加
ENHANCED! Delphi 1 / C++Builder 3から11までの旧バージョンプロジェクトのインポート(C++Builder 6以前のプロジェクトはC++Builder 10 Seattle以前のバージョンでの変換が必要)
ENHANCED! 50 以上のObject Pascal インターフェイスユニットを用いたWinRT API 呼び出しのサポート。バージョン12でヘッダセットをアップデート
ENHANCED! Googleがストアへの送信に必要とするAndroid API level 33サポートを含むAndroid 向け Delphi RTL。“AndroidX”ライブラリもサポート
ENHANCED! 新しいDelphi向けCode Insight実装(Language Server Protocolアーキテクチャ / Delphi LSPをベース)により、コード補完、パラメータ補完、Error Insight、宣言の検索、ツールチップ/Help Insightを提供。インクルードファイルの認識、エージェントプロセスのライフタイム管理の改善や数多くの修正を含む(旧エンジンは削除)。バージョン12では、言語キーワードとコードテンプレートを再搭載し、多くの改善を追加
ENHANCED! アップデートのサポート、日付順ソート、サブスクリプション限定パッケージ、キャッシュイメージ、アップデートされたUIなど、改善されたGetItライブラリマネージャ。11.2で、言語によるフィルターや、ローカルGetItパッケージのサポートなどを追加。12では、複数のGetItパッケージを一度にロードできるほか、ログ機能の改善などを追加。
ENHANCED! エディタの構造強調表示、実行フローがエディタ上でどこにジャンプするのかを見ることができる実行フローコントロールハイライト、エディタ上部に表示されるクラス/メソッドコンボボックスを含むコードナビゲーションツールバー(非表示オプションを追加)
ENHANCED! エディタコンテンツやエディタに表示されるより多くの情報に直接アクセスできるバージョン12におけるIDE ToolsAPIの拡張。11.3より、コードエディタの描画やソースコード要素の強調表示が可能になり、開発者向けにエディタカスタマイズの新しい基盤を提供
ENHANCED! 呼び出し履歴、デバッガツールチップ、その他のビュー向けのカラー構文強調構文表示を搭載したフル機能デバッガ
ENHANCED! クラス階層図の表示や新しく宣言されたメンバーのページなど、継続的なヘルプシステムのアップデート
ENHANCED! オンラインドキュメント(https://docwiki.embarcadero.com/
ENHANCED! SQLite、InterBase ToGoおよびIBLiteを含むiOSおよびAndroid向けモバイルデータベースサポート(IBLiteはiOSシミュレータで利用することはできません)
ENHANCED! SQLite version 3.42ををサポートするFireDAC SQLiteドライバのアップデート。SQLite 3.31.1とFireDAC暗号化(FDE)の使用オプションも継続。SQLiteエンジンの静的/動的リンクの双方をサポート(SQLite SEEサポートを含む)
ENHANCED! InterBase 2020 Update 5 Developer Edition – ユーザー数最大20名、論理的な接続数最大80までのリモート接続
ENHANCED! 無制限配布ライセンスつきのIBLite 2020 Update 5 for Windows
ENHANCED! 無制限配布ライセンスつきのIBLite 2020 Update 5 for macOS、iOS、Android
ENHANCED! 複数のAWSサービスをサポートし機能拡張を続けるAppercept提供のAWS SDK for Delph(有効なアップデートサブスクリプションでGetItパッケージマネージャから入手可能)

Delphi / C++Builder / RAD Studio 12 Athensの新機能

NEW! Clang 15をベースとした新しいWin64向けC++コンパイラプレビュー。CランタイムにはUCRTを使用し、C++ランタイムにはLLVMとMingwを組み合わせて使用、LLVMのlibc++ STLを使用。新しいC++ツールチェインのプレビューは、コマンドラインコンパイラ(bcc64x)でのみ利用可能
NEW! ダイレクトAPI、固有のUIコントロール、FireMonkey UIコントロールのSkia経由のUIレンダリング自動マッピングなどを含むFireMonkeyのSkiaサポート。一般的にSkiaによりレンダリングの品質とパフォーマンスが向上
NEW! 新しいSkiaベースのFireMonkeyコントロール: TSkAnimatedImage、TSkLabel、TSkPaintBox、TSkAnimatedPaintBox、TSkSvg
NEW! オープンソースのSkia4Delphiライブラリに含まれない独自のSkiaサポート機能:  Android向けVulkanバックエンドサポート、Skia シェーディング言語(SKSL)、アニメーションコーデック: WebPエンコーダー、プリンターサポートとPDFへの印刷
NEW! IMEサポートの改善を含むすべてのプラットフォームで利用できる新しいスタイルMemo実装
NEW! FireMonkey TEditでUndo(元に戻す)機能をサポート。最近追加されたTUndoManagerは、TEditとTMemo 間で共有
NEW! 新しいiOS向け仮想キーボード、テキスト選択操作の改善、キャレット位置管理、Androidでの指によるスライドジェスチャーのサポートなどにより編集操作を改善
NEW! iOSおよびAndroidの双方で分割画面アプリをサポート
NEW! Androidアダプティブアイコン
NEW! 新しいSkiaベースのVCLコントロール: TSkAnimatedImage、TSkLabel、TSkPaintBox、TSkAnimatedPaintBox、TSkSvg
NEW! MDIアプリケーションにおけるHighDPIおよびVCLスタイルのフルサポート。VCLのMDIサポートは、Windowsプラットフォームの制限を克服するために再構築/拡張。アップデートされたMDIフォームウィザードも搭載
NEW! 新しいTFormTabsBarコントロールとIFormVisualManagerインターフェイスにより、一般的なタブベースのUIとMDIタブ付きフォームフォームアーキテクチャの構築をサポート
NEW! VCLクラスTFontの拡張により、DPIスケーリングから独立したフォントの拡大縮小サポートを改善
NEW! 新しいプロパティエディタ: StringListエディタと複数行の文字列エディタ(従来はKSVC – Konopka Signature VCL Controlsで提供)
NEW! ダイアログにおけるボタン、ラジオグループ、パネルのクイック設定(従来はKSVC – Konopka Signature VCL Controlsで提供)
NEW! Windows APIヘッダをObject Pascalにフル変換した新しいユニットのセット。このAPI変換は、41MBのDelphiコードからなる311のヘッダファイルで、Microsoftから提供される完全なプラットフォームAPIをカバー(GetItパッケージマネージャでダウンロード可能。Community Editionを除く)
NEW! RAD Studio IDEに統合された包括的なツール「シングルアプリアイコンウィザード」。サポートプラットフォーム全体でユーザーアプリケーションのアイコンとスプラッシュスクリーンを生成するプロセスを合理化
NEW! Win64 C++ Clang 15コンパイラプレビュー
NEW! Win64 C++ Clang 15 STLプレビュー。libc++に加え新しいRTL、新しいC RTL、およびLLVMベースのリンカなど新しいツールチェインを含む
NEW! 長い文字列リテラルと三重引用符を用いた複数行の文字列リテラルにより、SQL、HTML、JSON、XMLなどのテキストをアプリケーションソースコード内に記述可能に
NEW! NativeIntを「弱いエイリアス」に変更。32-bitおよび64-bitコンパイラ間で適切に動作するコードの記述をサポート
NEW! usesの循環参照の検出をサポートし、アプリケーションモジュール全体にわたる依存関係の全体的な構造を可視化するusesユニットグラフを含むGraphViz ファイルの生成
NEW! IEEE 754の要件による浮動小数点数のNaN比較サポート
NEW! JSONデータ構造に合致するクラスを生成し、JSONデータをストリーミングできる適切な読み取り/書き込みコードを生成する新しいJSONバインディングウィザード
NEW! 製品の初期インストール、IDEからの機能/プラットフォームの追加に使用される機能インストーラーの新しいUX。拡張ログ機能が含まれており、ログファイルへのアクセスが容易に
NEW! C++Builderに従来Visual Studioのみで利用可能だったVisual Assistを統合。コード補完、コードナビゲーション、リファクタリングなど、より強力なCode Insight機能を提供
NEW! 「参照の検索」「シンボルの検索」などのコード検索、開発中のコードや既存のコードのメンテナンスを支援するリファクタリング、「関連へ移動」などナビゲーションといったVisual Assist機能(詳細は「リファクタリング」セクションを参照)
NEW! 構造ビュー、Error Insightのメッセージ、ナビゲーションツールバーなど、IDEにおける多くのサブウィンドウでの構文の強調表示
NEW! 「名前の変更」リファクタリング。C++ではVisual Assistの統合により提供
NEW! 「参照の検索」。C++ではVisual Assistの統合により提供
NEW! 「参照の検索」で粒度を指定可能。プロジェクトグループ全体、現在のプロジェクト、あるいは現在のユニット内で検索
NEW! 「宣言の作成と実装の作成」。メソッド実装のみまたは定義のみのとき、一致するメソッド宣言または空のメソッド実装を自動生成。Visual Assistの統合により提供
NEW! 「インクルードの追加」。コードで使用している型を定義するユーザーヘッダおよびシステムヘッダを#include文を追加。Visual Assistの統合により提供
NEW! 「インターフェイスへ移動」および「宣言へ移動」。メソッドの宣言または実装に移動可能。Ctrl+Shift+Up/Downショートカットを使って簡単に切り替え。C++ではVisual Assistの統合により提供
NEW! 「メンバーへ移動」。変数の型を含む型のメンバーフィールド、メソッド、およびプロパティを検索して移動。Visual Assistの統合により提供
NEW! 「シンボルの検索」。プロジェクトグループで定義されているシンボル、プロジェクトグループに含まれるシステム/プラットフォームヘッダを含む任意のヘッダを検索。Visual Assistの統合により提供
NEW! 「関連に移動」。#includeファイルの場合、問題のヘッダがincludeするヘッダ、または問題のヘッダをincludeしているヘッダを一覧表示。ファイルを開いたりエクスプローラーで表示可能。 Visual Assistの統合により提供
NEW! 「関連に移動」。型の場合、基底クラスまたは派生クラスをリスト。コンストラクタ、型定義、または型宣言、またはメンバーに移動可能。Visual Assistの統合により提供
NEW! 「関連に移動」。メソッドの場合、仮想メソッドがオーバーライドする親メソッド、または仮想メソッドをオーバーライドする派生メソッド、型メンバーに移動可能。Visual Assistの統合により提供
NEW! 「関連に移動」。変数/パラメータの場合、テンプレートやテンプレートパラメータなどの型の一部を含むシンボルの型宣言、型メンバーに移動可能。Visual Assistの統合により提供
NEW! 「関連に移動」。__propertyキーワードを使用して定義されたマクロとプロパティ向けにも、親および継承プロパティの再宣言への移動など、同様の機能を提供。Visual Assistの統合により提供
NEW! PDBデバッグ情報のサポートを含むClang 15 Win64 C++コンパイラプレビューのデバッグサポート
NEW! FireDACでQBEモード(Query-By-Example)をサポート。ユーザーはデータベーステーブルのフィルターをより簡単に作成可能に
NEW! FireDAC 構成 (TFDSecurityOptions) により、データベースアプリケーションのセキュリティを向上。許可されたSQLコマンドの種類をフィルタリング、複数コマンドを含む単一のSQL文の無効化、動的なSQL文の変更を無効化、操作が1つの行のみに影響することを検証といったオプションを利用可能
NEW! RAD Serverエンジンを、FastMM5メモリマネージャを使用してビルド。特に負荷の高いマルチスレッドシナリオでのパフォーマンスを向上
NEW! スマートIDモデル (sqid) を容易にサポート。標準ライブラリを使用して、サーバーによって公開されるリソースのより適切な識別子を定義

Delphi / C++Builder / RAD Studio 12 Athensの新機能は、グローバルウェビナーまたは以下のエンバカデロ・デベロッパーTV「RAD Studio 12特集」で詳細に解説しています。

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