QuickReportは、 Delphi / C++Builder / RAD Studio開発者に永年にわたって愛用されてきたレポートツールです。 数年前、メインの開発者が突然亡くなられたことにより危機に陥り、開発が中止されていました。しかし、エンバカデロのパートナーであるBarnstenの協力により、同製品は復活を果たし、最新バージョンで利用可能になりました。
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QuickReportとは
QuickReportは、バージョン7 以降のすべてのDelphi / C++Builderで動作するバンドレポートジェネレータ、いわゆる「帳票ツール」です。
QuickReportは、Delphi / C++Builder開発者に人気のツールで、フォームデザイナーをレポートデザイナーとして使用し、RAD Studio IDE内で直接レポートを設計 / プレビューできます。レポートの作成は、フォームの作成と同じくらい簡単です。また、QuickReportは完全にDelphiで記述されており、Delphiおよび C++Builderと密接に統合されています。QuickReportは、アプリケーションといっしょにDLLやパッケージを配布する必要はなく、すべてのコードがアプリケーション向けにコンパイルされます。作成したアプリケーションの配布に、別途ロイヤリティは不要です。また、新バージョンには、レポートをWebページに出力するWebベースのサーバーサイドアプリケーション作成コントロールも含まれています。この製品の機能詳細は、ウェビナーで紹介しています。
QuickReportは、Delphi / C++Builder / RAD Studioの最新バージョンで動作するか
QuickReport は、Delphi 7から最新のRAD Studio12.2 まで、Delphi / C++Builderの双方の言語で、すべてのバージョンを完全にサポートします。
QuickReportはどこで入手できるのか
Barnstenのサイトに直接アクセスしてください。
https://www.barnsten.com/product-category/quickreport
製品にはマニュアルが付属しており、すぐに使用開始できます。また、トラブルシューティングにテクニカルサポートを受けることもできます。
QuickReportウェビナー
2024年冬に実施されたQuickReportウェビナーは、YouTubeでご覧いただけます。
ウェビナーのQuickReportサンプルプロジェクト
ウェビナーで紹介しているサンプルアプリケーションのコードは、以下のページからダウンロードできます。
https://github.com/checkdigits/quick_reports_example
このサンプルアプリには、シンプルなフォームクラスヘルパーの例も含まれており、サンプルアプリは、画面上の最後の位置を「記憶」します。
https://github.com/checkdigits/quick_reports_example/blob/main/locationmemory.pas
このサンプルでは、クラスヘルパーの動作方法と、設定を安全な場所に適切に保存する方法を示す一方、アプリケーションのセッション間での接続解除や追加のモニタリング、DPIの変更などといった点には考慮されていないことにご注意ください。サンプルを開いてビルドするには、QuickReportをインストールしておく必要があります。クラスヘルパーはどのプロジェクトでも機能します。
QuickReportウェビナーのスライド
以下は、「QuickReport Winter Webinar」のスライドです。