マイクロソフトは2017年4月20日(米国時間)に自社ブログにて、Windows10の今後のメジャーアップデートは年2回、3月と9月に行うことを発表しました。
この発表により、コードネーム Redstone3 として開発が進められている次回のメジャーアップデートは2017年9月頃にリリースされることとなります。そして Redstone4 は計画通りならば2018年3月頃のリリースとなります。
さて、これまでのアップデートではリリースの時期が明示されておらず、結果的に以下のような時期にリリースされてきました。
|時期|前回リリースからの経過月数|バージョン|
|-|-|-|
|2015年7月|-|初期リリース|
|2015年11月|4ヶ月|November Update|
|2016年8月|9ヶ月|Anniversary Update|
|2017年4月|8ヶ月|Creators Update|
このようにリリースからの期間が不定であることは、企業ユーザが計画的なメンテナンスを行うための大きな問題となっていました。
しかし今後は6ヶ月毎の定期的なリリースを行う旨のアナウンスがありましたので、アプリケーションのメンテナンスやアップデートも計画的に行えるようになるわけです。
さて、Windows7 のサポートは2020年1月ですから、現時点でWindows7をご利用の場合は遅くとも2019年までにはWindows10向けの対応や移行を進める必要があります。しかしWindows10は前述のとおり、年に2回のメジャーアップデートが行われるOSとなりました。さらにCBやCBBなどのブランチモデルも導入されているため、企業向けのご利用では、これを意識した上で適切な計画に基づいてWindows10への対応や移行を進める必要があります。
エンバカデロ・テクノロジーズ日本法人では「Delphi / C++Builder 業務アプリケーション 刷新実践法」というライブセミナーを定期的に開催していますが、このセミナーの中でWindows10に関するご説明も行っておりますので、移行や対応で不明な点がございましたら、ぜひご参加ください。