Delphi / C++Builder / RAD Studioは、新リリースとなる「11.2」の発表が近づき、新リリースのウェビナー開催がアナウンスされています。 こちらについては、先行していくつかのプレビュー記事、そして発表後には より詳細な記事の掲載やウェビナーの開催を予定していますが、エンバカデロの兄弟会社にあたるアイデラ開発ツール部門のグループ企業「LANSA」でもオンラインイベントを計画しています。
LANSAは、以前エンバカデロ主催による「RAD x Low Code」バーチャルセミナーでも採り上げたローコードソリューションです。Delphiもローコード的なアプローチをいち早く取り入れたRADツールとして、同じような位置づけにあると思われがちですが、Delphiがネイティブのコンパイラ言語をベースとした開発者指向のツール(ビジュアル開発による生産性向上を実現しているが、同時にネイティブコードによって詳細なコントロールが可能)であるのに対し、LANSAは、よりユーザー指向の強いツールです。企業の基幹システムを構築する際に、ビジネスルールやデータベース定義などをリポジトリで管理し、そのアセットから開発をスタートできるという点が、Delphi / C++Builderとは決定的に異なるアプローチであると言えるでしょう。
そのような理由から、基幹システムを中心に採用されているLANSAですが、クラウドやマルチプラットフォームといったいまどきのIT潮流にも対応する必要が生じています。今回、こうしたシステム連携や複数プラットフォームへの展開といったテーマで、オンラインイベントを開催するとのことです。
LANSA Forumは、もともとライブイベントとして全国各地で連続開催してきた大規模なユーザーイベントでした。しかしライブ開催に関して厳しい制限がある中、今回、エンバカデロのライブ配信のノウハウも援用して、オンライン開催となったわけです。
企業システム構築は、適材適所の時代。異なる視点から、基幹システムの構築のアプローチを見てみるのもよい機会かと思います。
開催概要
- 開催日: 2022年9月15日(木)10:00~11:45
- 開催形態:オンライン(Web開催)
- 参加費:無料(事前登録制)
- 主催:株式会社ランサ・ジャパン
- 協賛:LANSAコンソーシアム
- 参加方法:https://www.lansa.jp/events/forum/2022/register/ からお申込みください。参加方法をご案内するメールをお送りします。