数年前、Embarcaderoは、Raize Software社からKonopka Signature VCL Controls(KSVC)を買収しました。KSVC は、VCL UI コントロールの強力なライブラリです。KSVC パッケージは、有効なアップデートサブスクリプションをお持ちのお客様であれば、GetIt パッケージ マネージャからボーナス アドオンとして利用できます。
Embarcaderoがコンポーネントを買収して以来、EmbarcaderoとRaize Softwareの両社は、お客様からコンポーネントのアップデートや機能強化に関する要望を受けてきましたが、これまでは主にEmbarcaderoがコンポーネントを保守し、お客様からの要望に対応してきました。
新たなパートナーシップ
この度、Ray Konopka 氏とパートナーシップを結び、今後のコンポーネントのアップデートとメンテナンスをお手伝いいただけることになりました。Ray Konopka 氏は KSVC の第一人者であり、私たちは彼と一緒に仕事ができることを大変嬉しく思っています。
現在、そして将来に向けてのKSVCの戦略は、2つの重要な分野を挙げると、スタイリングから高 DPI まで、基礎となるVCLライブラリの進化分野の統合およびサポートすることに重点を置いています。KSVCの配布、問題報告、サポート リクエストに関しては今まで通り何も変更はなく、通常の Embarcadero RAD Studio チャネルを通じて引き続き利用できます。
Embarcaderoチームはこのパートナーシップ締結に非常に満足しており、VCL ライブラリとKSVC アドオンパッケージのさらなる改善を期待しています。またプロジェクトへの新たな関与に対して Ray Konopka 氏に感謝の意を表したいと思います。
Ray Konopka氏について
Ray Konopka 氏は、Delphi コンポーネントの作成に関する最初の詳細な本の著者であり、カンファレンスの講演者としても活躍し、Delphi コミュニティの権威でもあります。同氏の Raize Software 社 (https://raize.com/) は、現在 Embarcadero が所有する KSVC を開発し、CodeSite Logging System を制作しています。