Doctoは、COM経由でWordを操作してファイルを開き、別形式のファイルに保存する「コマンドラインのみ」のアプリケーションです。開発者次のように解説しています。
「このユーティリティを使う人のほとんどは、Word文書からPDFへの変換を行いますが、DoctoはOfficeアプリケーションを変換エンジンとして使用し、テキストファイル、HTMLファイル、RTFファイルから、Word文書、HTMLファイル、XPSファイルなどに変換できます。Doctoは当初、Delphi 7を使用して作成されましたが、現在ではDelphi 10.3で問題なくコンパイルできています。Delphiの非常に優れたCOMサポート機能を利用し、Wordやその他のMicrosoft Officeアプリケーションを操作して文書の変換を実行します。元来、レシピドキュメントをPDFに変換する簡単な方法がほしいという社内の要望のために作成されましたが、一度オーバーホールしてしまえば、Githubでオープンソースとして公開できるだろうということになりました。Delphiには、非常に包括的でわかりやすいCOMサポートが用意されているので、このユーティリティの開発にはまさに最適なプログラミング言語でした。」