Alysson Cunha氏は、2001年、13歳のときからDelphiでプログラミングを行っている。彼のショーケースエントリー「Firecast 8」は、Delphi 26thショーケースチャレンジで最優秀賞を受賞した。今回、受賞したソフトウェアとその経緯についてすべてインタビューを実施。このエンターテインメントソフトウェアの詳細については、RRPG Firecast Webサイトを参照ください。
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RAD Studio / Delphiを使い始めたのはいつですか？どれぐらい使っているのですか？
プログラミングを始めたのは2001年、13歳のときでした。Delphi 4が、私が最初に触れた開発ツールでした。「コントロールをドラッグ」するというやり方は、プログラミング学習の最初の段階でとても役に立ちました。何年にもわたって、他のプログラミング言語やツール、IDEを学んできましたが、Delphiは常に私のお気に入りのプログラミングツールです。
RAD Studio / Delphiを使用する前は、ソフトウェア構築はどのようなものでしたか？
そうですね。ソフトウェア開発の世界の入口がDelphiだったので、私はこの質問に少し違った答え方をしようと思います。「コントロールをドラッグ」し、イベント処理をとても簡単に記述でき、コンパイルする前に結果をプレビューできることは、私のプログラミング学習を大いに手助けしてくれました。多くの人が、Delphiは「コンポーネントをドラッグ＆ドロップする」だけなので、あらゆる種類のアプリケーションを作成できるわけではないという誤った説明をしています。また、「イベント駆動型」の言語であるとか、IDEだけのツールであるようなことをよく聞きます。これはもっと間違っていますね。こうした機能によって制限が加えられることはありませんが、それでも初心者を大いに助けてくれるのです。
RAD Studio / Delphiは、ショーケースアプリケーションの作成にどのように役立ちましたか？
なんていうか、自分で全部コントロールしている感覚ですかね。すべてのコードは、コードナビゲーションツールで私の手の届くところにあるというイメージです。確実な方法で必要なコードを参照し、該当箇所を確認、再構成、リファクタリングして、また別の箇所を確認し、進めるといった具合です。うまく言い表せませんが、これまでこういった感覚に至ることはありませんでした。
RAD Studio / Delphiが他の選択肢よりも光っている点は何ですか？
マルチプラットフォームコンパイル機能が最大のポイントですかね。すでに記述したコードのほとんどを再利用して、単一のコードベースを維持することができました。もちろん、IDEが提供するプログラミングサポートツールもあります。
RAD Studio / Delphiを使って最もよかったと感じることは何ですか？
また繰り返しになってしまうようですが、これは挙げないといけませんね。単一のコードベース。「古い」コードを再利用できることと、コードナビゲーションをサポートするIDEツールは重要です。Delphiを使っていて一番よかったのは、これによって得られたことですね。
RAD Studio / Delphiを使用してショーケースアプリケーションを作成することで達成できたことは何ですか？
優れたコード編成と、高速でコンパイルされる膨大なコード生成の実現が達成できたと思います。多くの場合、コードのコンパイルスピードは、必要以上に考慮されません。しかし、私たちは、より高速なビルドによって、より多くの時間集中を保つことができるのです。「没入」という言葉を使うとすれば、コンパイルの速度によって、Delphiを使ったプログラミングタスク中（もちろんその間にコーヒーも飲みますが）に、素晴らしい没入感が得られたと思います。
ショーケースアプリケーションの今後について教えてください。
アプリケーションは開発の最終段階にあり、すべてが順調に進めば、最初のオフィシャルバージョンは2021年3月31日にリリースされる予定です。その後、年末までにプログラミングを完了させ、これまでのバージョンのすべての機能とアップデートを提供する隔月リリースを開始します。macOS 64とLinuxのリリースも計画中です。これはFMXのおかげです。Android向けのリリースを次に実施する予定です。仕事はすぐには終わらないでしょう。
ありがとうございました。最優秀賞を受賞したショーケースについては、以下の記事をご覧ください。