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RAD Studio10.4.1向けPatch:DelphiコンパイラとLSPの修正

エンバカデロは、RAD Studio10.4.1向けの新しいパッチをリリースしました。このパッチには、DelphiコンパイラとDelphiLSPの改善が含まれています。

現在、RAD Studio IDEのウェルカムページの[IDE Patches]が”Patch avaiable,install now”に更新されており、GetItパッケージマネージャ経由でこのパッチを入手することができます。

またmy.embarcadero.comのお客様向けポータルサイトから利用可能になる予定です。もしこのブログ公開時にポータルサイトからダウンロードできない場合は、しばらくお待ちください。

このパッチと、それを提供する 2つのGetIt パッケージの詳細に関しては、以下の情報を参照ください。

Delphi コンパイラとコード補完のパッチ

このパッチでは、エンバカデロのQuality Portalに報告されているDelphi 10.4.1コンパイラにおける以下の2つの問題が解決されます。

このパッチで提供されるパフォーマンスの改善は、LSPサーバーを使用時のCode Insightのパフォーマンス向上も見込めます。

またこのパッチは、2つのパッケージで構成されています。

1つ目のパッケージは、Delphi および RAD Studio Professional版で利用可能なすべてのプラットフォーム用に更新されたコンパイラが含まれています。

2つ目のパッケージは、 Linux コンパイラが含まれており、DelphiおよびRAD Studio Enterprise版のお客様のみ利用可能です。

Enterprise版のお客様は、両方のパッケージを確認してインストールする必要があります。(これら2つのパッケージは、それぞれ独立しているため、インストールする順序は不問です)

このパッチは IDE が既に読み込んでいるファイルを上書きする必要があるため、インストールする前にIDEを一度終了する必要があります。

パッチのインストールが開始すると、IDE が終了し、いくつかのコマンドラインウィンドウが開きます。インストーラは、Program Filesフォルダにファイルをインストールする必要があるため、権限を昇格させるためのダイアログが表示されます。

数秒待つと、コマンドラインからパッチのインストールが実行され、それが完了するとIDEが再起動されます。

必要なパッチのインストールが完了している場合、

と表示されます。

繰り返しになりますが、Enterprise版をご利用のお客様は両方のパッケージをインストールする必要がありますので、上記の状態をご確認ください。

注意: もしこのパッチの[インストール]をクリックした時に”Embarcadero GetIt サーバーに接続できませんでした…”といったメッセージが表示されている場合の対処方法は、こちらを参照してください。

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