CaseTalk Modelerは、開発者向け製品ラインの中心に位置づけられるソフトウェアで、Delphiによって構築されています。CaseTalk Modelerを用いれば、ファクト指向モデリング(Fact-Oriented Modeling)と呼ばれる手法により、ドメインエキスパートのナレッジを正確にキャプチャすることができます。これは、一切の技術バイアスを排除した概念的な手法で、自然言語の形式でナレッジをキャプチャします。
この手法には技術的なバイアスはありませんが、CaseTalk Modelerでは、あらゆる段階で自然言語から技術的な成果物を生成し、ユーザーが口頭で検証することができます。これにより、I(Information)とT (Technology)の統合が実現できます。ビジネスサイドの関係者は、IT用語を強いられるという犠牲を払うことなく、情報モデルの指定や検証が可能になりました。
CaseTalkは、FCO-IM(Fully Communication Oriented Information Modeling)と呼ばれるエレガントで実践的な理論に基づいて構築されています。FCO-IMは、著名なメソッドであるNIAMの後継です。元々、NIAMはデータベースモデリングの新しい方法を提示していましたが、最終的に一般的な情報モデリングの言語手法として進化してきました。詳細は、開発者のWebサイトにある、さまざまな記事リストをご覧ください。