C++Builderの最新リリースのISO C++言語サポートについて、フォーラムやStack Overflowでいくつかの質問がありました。 この投稿には、Clangオープンソースコンパイラの上に構築されたC++Builderコンパイラに関するリンクと情報が含まれています。
C++Builder 10.4 SydneyのLLVMおよびClangのバージョン情報は次のとおりです。
http://docwiki.embarcadero.com/RADStudio/Sydney/en/Clang-enhanced_C%2B%2B_Compilers
コンパイラ | プラットフォーム | Clang バージョン | LLVM バージョン |
BCC32C | 32-bit Windows | 5.0 | 5.0 |
BCC32X | 32-bit Windows | 5.0 | 5.0 |
BCC64 | 64-bit Windows | 5.0 | 5.0 |
BCCIOSARM | 32-bit iOS | 3.3 | 3.3 |
BCCIOSARM64 | 64-bit iOS | 3.3 | 3.5 |
BCCAARM | Android | 3.3 | 3.3 |
Clang/LLVM ISO C++のステータス情報は https://clang.llvm.org/cxx_status.html にあります。
- Clang 3.3以降は、ISO C++2011標準を全て実装しています。
- Clang 3.4以降は、ISO C++2014標準を全て実装しています。
- Clang 5以降は、ISO C++2017標準の全ての機能を実装しています。
C++Builderの製品マネージャーであるデビット・ミリントン(David Millington)も、C++リファレンスサイト(https://ja.cppreference.com/w/cpp/compiler_support)でEmbarcadero C++Builderの情報を更新しています。このページでは、様々な ISO C++言語機能に関するコンパイラのサポート状況を確認できます。