わずかなコード量で、よりすばやくアプリケーションを構築したいと考えていますか?同じコードを異なるプラットフォーム向けに再利用してクロス開発をしたいと考えていますか?あるいは、大規模開発プロジェクトを処理したり、マルチモニターサポート機能を活用した効率的な開発環境を利用したいですか?このどれかに当てはまるのであれば、エンバカデロが提供するWindows開発ツールが最適です。
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RAD Studioとは?なぜ究極のWindows開発ツールと言われるのか
RAD Studioは、ハイパフォーマンスネイティブアプリケーションを開発するための統合開発環境(IDE)で、柔軟なクラウドサービスサポートや広範なIoT接続サポートをはじめ開発に必要なすべての機能が搭載されています。Windows 10/11向けのネイティブコントロールを提供するVCL(Visual Component Library)と、Windows、macOS、Linux、iOS、Android向けのネイティブアプリを構築できるFireMonkey(FMX)フレームワークが用意されています。
RAD Studioアプリケーションは、すべてのプラットフォームでネイティブ実行されます。つまり、インタプリタやスクリプト言語といった実行時のオーバーヘッドがありません。ネイティブアプリとは、アプリが純粋なマシンコードにコンパイルされ、OSとその基盤となるハードウェア上で直接動作し、間に追加のレイヤーが存在しないということです。つまり、極めて高速なアプリケーションを、すべてのプラットフォームで動作するようにアプリケーションをコーディングすることができるのです。これらすべての要素を組み合わにより、RAD Studioは開発者にとって優れたプラットフォームであると言えるのです。
Windows開発ツールとしてRAD Studioを選択する理由
超高速、どこでも動作可能。さらにFireDACにより多様なデータアクセスが可能
FireDACは、RAD Studioに搭載された共通データアクセスライブラリです。FireDACは、組織内の複数のデータベースにアクセスするアプリケーション(複数プラットフォームも可)を開発するために使用されます。堅牢なユニバーサルアーキテクチャは、Delphi / C++BuilderからほぼすべてのRDBMSへのアクセスを可能にします。FireDACは、InterBase、SQLite、MySQL、Oracle、Access、DB2、など多様なデータベースに、簡単かつ共通のアクセス方法を提供します。
FireDACは、現実の高負荷アプリケーションを構築する際に必要となる機能とデータアクセス機能を統合し、強力かつ使いやすいコンポーネントレイヤーを構成します。多様なデータベースバックエンドにアクセスするための標準APIを用意するとともに、データベース固有の機能へのアクセスも可能にします。これにより、パフォーマンスの低下を招くことなく、汎用性と性能を両立できます。FireDACは、Android、iOS、macOS、Windowsで利用でき、PC、スマートフォン、タブレットのいずれでも動作させることができます。
多層開発のサポートによりアプリケーションコードの将来性を約束
多層フレームワークは、データアクセスを別の層に分離し多層化(通常は3つ)するべきである原則に基づいたものです。開発者は、さまざまなシステムやデータベースにアクセスするクライアントを単一のレイヤーに構築するため、多層開発を指向しています。
多層化は、クライアント開発において、バックエンドの複雑さを隠蔽することができます。
このことは、さまざまなシステムにまたがってビジネスロジックを変更しようとすると、説得力を持ちます。多層化においては、クライアントを変更しなくても、バックエンドのシステム1をシステム2に差し替えたり、あるシステムから別のシステムに移行することもできます。全体として、多層は、クライアントへの接続を変更することなく、バックエンドで必要な変更を隠蔽できるので、システムをシンプル化するのに役立ちます。
Linux 64 bitサポートは多くの企業ユーザーにとって重要
開発者は、既存のコードをLinuxプラットフォーム用に再コンパイルすることを望んでいます。これにより、サーバーの所有コストが大幅に削減され、継続的なメンテナンスが可能になります。その結果、収益の改善に役立ちます。
Linux Dockerコンテナを使うことで、テストや構成が容易になり、DevOpsなどの最新の開発手法を組み入れることも可能になります。
これは、UbuntuおよびRedhat Enterpriseの最新のロングタームサポートエディションにも対応しています。Linux 64 bitサポートを活用することで、開発者はクライアントアプリケーションのバックエンド接続を変更することなく、バックエンドをよりコストパフォーマンスのよい環境に変更し、簡素化することができます。
組み込みデータベースのニーズに応えるInterBase ToGo
ユーザーセキュリティと完全なオンディスク暗号化は、InterBaseを他のデータベースプラットフォームと一線を画す重要な機能です。データ保護とPCIコンプライアンスの観点からすれば、これは最高の選択肢です。InterBaseの暗号化レベルにより、開発者はさまざまな暗号化キーを使用してデータを保護できます。また、開発者は完全な組み込みのセキュリティを使用して、企業内の各部門や権限ごとに復号化機能を提供できます。
例えば、開発者は従業員テーブルからスタッフを選択することができますが、賃金を確認するためのアクセス権は人事部門のみに与えることができます。このような詳細なアクセス制限ができるので、InterBase ToGoは、開発分野のさまざまなセットアップに最適なリソースになります。
ほぼすべてのエンタープライズデータにアクセスできるEnterprise Connectors
Enterprise Connectorsは、開発者がRAD Studioを選択する重要な機能のひとつです。Enterprise Connectorsを用いれば、開発者は、SAP、Office、Jiraなど90を超えるクラウドサービス/エンタープライズサービスに、簡単にアクセスできます。Enterprise Connectorsは、これらのクラウドサービスをデータソースのように扱い、FireDACによる共通アクセス方式での利用を可能にします。
これにより、標準SQLを使用してクエリーを実行したり操作したりすることができるようになります。開発者はさまざまなAPIを使用するのではなく、Enterprise Connectorsにリンクし、データを挿入して操作することができます。Enterprise Connectorsは配布するのに別途費用はかかりません。
Delphiとは?強力なWindowsアプリケーション開発ツールである理由
Delphiは、古くからあるプログラミング言語の1つであり、ソフトウェア開発の一時代を築いてきました。いくつもの新しい言語やフレームワークが出現したにもかかわらず、Delphiはその基盤を維持しています。なぜでしょうか?それは、Delphiがソフトウェア開発において、最も信頼性が高く効率的な言語の1つだからです。
さらに、時間の経過とともに、Delphiは対象とするプラットフォームや機能、ライブラリなどを拡張して、進化する開発者のニーズに対応してきました。それは、その開始から26年経った後でも、依然として先端を走り続けています。現在では、ネイティブ機能、ローコード開発、他言語との統合などといった機能を組み合わせ、ユニークで理想的なアプローチを提供しています。
なぜDelphiが開発者に支持されるのか
開発者がDelphiを支持する理由は、そのシンプルさとスピードです。Delphi IDEは拡張可能であり、ニーズに応じて新しい機能を追加することができます。これにより、Delphiは常に最新のニーズに対応し、フレームワークを多様なプラットフォームに対応できるようにしているのです。
パフォーマンスにシビアだったり、予測可能なコード実行が重要となる科学技術系のアプリケーションやビッグデータソリューションに、Delphiは適しています。ソースコードのプライバシー保護が重要となる商用製品や、マルチプラットフォームのサポートを重視する場合も、Delphiは最適な選択肢です。Delphiによって構築されたプログラムは非常に堅牢で、OSのパッチ適用やアップグレードといった環境の変化に対しても、アップグレードや変更を必要とせずに何年も実行し続けることができると言われています。Delphiプログラムは、実行時ランタイムといった依存関係が存在しないため、多くの場合、適切な場所に実行ファイルをコピーするだけで、簡単にインストールできます。
ビジュアル操作で画面を設計し、エディターと双方向に連動するRAD Studioのビジュアル開発のパラダイムと、膨大な数のコンポーネント(事前にビルド、テスト済のコード機能パッケージ)を組み合わせるその手法は、ローコードWindowsアプリケーション開発ツールのルーツのひとつであると言えるでしょう。
Windowsアプリケーション開発にRAD Studioを選択すべきか?
アプリケーションの開発/テストにおいて5倍の生産性が求められる場合、また複数プラットフォームにわたって効率化を行いたい場合には、RAD Studioは開発ツールの第一候補になるでしょう。パフォーマンス、使いやすさに加え、セキュリティにも対応しているため、企業向け開発や公共システム開発で広く採用されています。RAD Studioは、TCO(総所有コスト)を削減し開発をより容易にします。さらに、単一コードベースの開発で、複数プラットフォーム向けの展開を容易にします。
RAD Studioは、その高速性と効率性に加えて、特定のツールへロックインするリスクも最小化できます。C++ IDE機能の提供、VCLのHigh DPIサポートの強化、Ext JSのRAD Serverサポートの拡張、FireMonkey(FMX)の品質向上など、多くの機能強化が施された最新バージョンをぜひご評価ください。
RAD Studioのフル機能は、無料のトライアル版で30日間試用することができます。現在、トライアルキャンペーンも実施中。ぜひこの機会に強力な開発ツールをお試しください。